2020年4月28日11時過ぎに志摩力男さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き)

現在の為替相場の傾向や相場観

羊飼いのFX突撃取材
(画像=PIXTA)

米ドル/円は、連日方向感のない動きが続いている。今週は明日29日(水)は日本が休場。そして、明後日30日(木)には満期のオプションが大量にある。よって今週前半はあまり大きな動きは見られない展開になりそうだ。ここ最近、プレミアム稼ぎでオプションを売っている人が多い。そのため、だからそろそろ動くとも、だから動かないともいえる状況。オプション基準は107.50~108.50円にかけて大量にある。また以前は、GW前は本邦輸入企業の買いで上がりやすく、GWが明けると本邦輸出企業の売りがまとまって出るため下がりやすいという傾向だったが、最近はそうとも言えない。

現在の為替相場の戦略やスタンス

今週も動きづらい展開が続くことが予想される中、上値は重めなので、短期的には107.50円オーバーなら売りでいいだろう。ポイントは、過去に2回下をトライしている106.90円付近。ここを割って下げていくかどうかはわからないが、もし割った場合は、もう一段の下げがあるだろう。動かないながらも、どちらかといえばリスクは下方向だと考えている。

志摩力男
慶應義塾大学経済学部卒。1988年~1995年ゴールドマン・サックス、2006-2008年ドイツ証券等、大手金融機関にてプロップトレーダーを歴任、その後香港にてマクロヘッジファンドマネージャー。独立した後も、世界各地のヘッジファンドや有力トレーダーと交流があり、現在も現役トレーダーとして活躍する。志摩力男の実践リアルトレード

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。