和室
和室の優先順位も同じく低い。現代の社会に欧米の生活習慣が定着したため、多くの人が必要とするのは和室ではなく洋室に変わったためである。今では、ほとんどの人がテーブルと椅子で生活をしているのではないだろうか。そして、テーブルと椅子を置くとすれば、やはり洋室になってきます。そのため、ワンルームマンションの場合は多くの入居者が洋室を選ぶと思います。その一方で、マンションの間取りが3LDK以上であれば、3つある部屋の内の1つが和室であっても良いと思う入居者は多いはずである。また、洋室だけの空間にちょっとした和の空間を作ることは、畳カーペットなどを購入することで簡単にできる。しかし、反対に和室に洋の空間を作るには、お金も手間もかかりそう簡単にはできません。
3点ユニットと和室の共通点
3点ユニットと和室が入居者から好まれない共通点は何だろうか。それは、時代を反映していない物件の空室リスクは高まりやすいということだ。そして、物件オーナーの視点ではなく、入居者の視点で生活しやすい物件でなくては、入居者は集まらないということである。こうした視点で候補物件を見ることがでれば、さらに空室率の低い物件を購入することができる可能性は上がる。
人気のある物件
最後に人気のある物件とは何だろうか。人気のある物件と言うと、最新設備が充実し、あれもありこれもありといった「足し算」物件をイメージされることが多い。流行り廃りのスピードが速い今では、「足し算」物件の人気は長くは持たない。そのため、最低限の設備だけは備え、後は入居者が嫌う・敬遠するものを排除した「引き算」物件の方がむしろ人気のある物件になりやすく、しかもその人気を長く保てるのではないだろうか。