2020年5月19日11時過ぎに志摩力男さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き)

現在の為替相場の傾向や相場観

羊飼いのFX突撃取材
(画像=PIXTA)

米バイオ医薬ベンチャー企業のモデルナ社が、コロナウイルスに対するワクチンの初期治験で有望な結果が得られたことを発表した。また、EU諸国が緊急財務相理事会を開催し、コロナ危機に対し、5000億ユーロの復興基金を設立することで合意。これらを受けて、為替相場全体がリスクオン的に切り返している。特に5000億ユーロの復興基金はユーロ危機を食い止めるのに非常の有効なため、これまで弱かったユーロが堅調になる可能性が出てきた。

現在の為替相場の戦略やスタンス

来月6月末に向けては、ブレグジットの移行期限延長の問題がある。しかし、ジョンソン英首相の性格を考慮すると、おそらく延長することはないとみている。そうなるとポンドに売り圧力が掛かり、ポジティブになってきたユーロが買われるという流れが6月末に向けてますます広がるのではないだろうか。ユーロ/英ポンドは既に0.9000ポンド近くまできているが、さらに上昇傾向は続き、0.9100ポンドくらいまでは行くとみている。

志摩力男
慶應義塾大学経済学部卒。1988年~1995年ゴールドマン・サックス、2006-2008年ドイツ証券等、大手金融機関にてプロップトレーダーを歴任、その後香港にてマクロヘッジファンドマネージャー。独立した後も、世界各地のヘッジファンドや有力トレーダーと交流があり、現在も現役トレーダーとして活躍する。志摩力男の実践リアルトレード

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。