個別銘柄レポート
 エスプール(2471) コロナがあってもESG企業の面目躍如!

緊急事態宣言が解除され、株式市場も素直に好感されている。新型コロナウイルスの終息はある程度織り込まれていると思っていたのだが、予想以上に買い気が強い相場展開となっている。政府のある意味でお金に糸目をつけない対策や金融緩和政策がここに来て 効いているということなのだろうが、それにもまして、株価が暴落したことや在宅勤務、テレワークの進展などで株式投資の機会が増えた個人投資家の資金が参入しているということが大きいのだろう。
 新たな個人投資家が参入しているなかで、注目するところは新型コロナウイルスの影響もあって「社会貢献」や「環境に優しい企業」などではないかと思われる。そんななかでエスプールは4月10日に環境関連の企業との事業提携に乗り出すと発表、さらに障害者支援の「ワークハピネス農園」の拡大や新型コロナウイルスの影響下での職員の融通体制を構築したり、北海道では無償でのコールセンターの提供など矢継ぎ早に対策をしており、今後の業容拡大、収益拡大も期待される。
 コロナ後もいい意味で何も変わらないような面もありそうだ。特に障害支援事業に関しては全国の自治体も福祉事業の一貫として注目しており更に拡大して行くのだと思われる。
 テクニカル的には目先的には買われすぎ感もあるが、2020年1月の高値水準も視野にいてれており早晩高値更新も期待される。ただ、期待が強すぎるきらいもあり、ここからの投資は慎重に25日移動平均線のサポートなどを確認しながらということになるだろう。(提供:Investing.comより)

著者:清水 洋介