2020年6月2日11時過ぎに志摩力男さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き)

現在の為替相場の傾向や相場観

羊飼いのFX突撃取材
(画像=PIXTA)

米ドル/円は107円台で膠着しているが、その一方で、豪ドル/円などは堅調な動きをみせている。また、ポンドに関してだが、EUと英国の第4回貿易交渉が昨日1日(月)から行われており、5日(金)までの予定。6月末にEU離脱移行期間延長の締め切りが迫っており、この交渉でどうなるかが焦点だ。これまでの経過を考えても、おそらく英国は延長申請はしないとみているが、どうなるかわからないところもある。そんな中、ポンドマーケットでは調整が始まっている。

現在の為替相場の戦略やスタンス

調整が始まっているポンドマーケットの中でも、特にユーロ/英ポンドの下落が目立つ。十分下落したところを見計らって、またユーロ/英ポンドのロングを作りたいと思っている。具体的には0.8850ポンド付近。この辺りまで行けば、十分下落した感があるだろう。ただ、英国がもし期限延長申請をした場合は急落することになるため、注意が必要。もしそうなれば、0.8500ポンド付近までの深い下落が考えられる。そのことは念頭に置きつつ、延長申請がなければ、下がったところを買いでいいと思っている。

志摩力男
慶應義塾大学経済学部卒。1988年~1995年ゴールドマン・サックス、2006-2008年ドイツ証券等、大手金融機関にてプロップトレーダーを歴任、その後香港にてマクロヘッジファンドマネージャー。独立した後も、世界各地のヘッジファンドや有力トレーダーと交流があり、現在も現役トレーダーとして活躍する。志摩力男の実践リアルトレード

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。