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スマートニュース株式会社が10月2日に日米で同時リリースしたニュースアプリ「SmartNews2.0(スマートニュース)」が、米App Storeニュース部門で1位を獲得した。

スマートニュースは、政治・経済から、グルメ・音楽・スポーツまで幅広いジャンルのニュースが読める無料ニュースアプリである。

2014年10月時点で、SmartNewsは500万ダウンロード達成し、また特定のメディアの記事を配信するアプリ内の「チャンネルプラス」の購読者総数は1,000万人(複数購読者は重複してカウント)を超えた。

「Gunosy(グノシー)」をはじめ最近数多くのニュースアプリが誕生している。読者の興味に合わせて自動でニュースを集めてくるグノシーに対し、スマートニュースは、日本中のTwitterでつぶやかれる数百万件のWebページを、独自の技術でリアルタイム解析、話題になっている記事を厳選して配信している。グノシーも、同様に米国版を5月にリリースしているが、IT系のニュースサイトTechCrunch Japanによると、ニュースカテゴリでの最高位は117位止まりと苦戦している。

同社は、前ハフィントン・ポスト日本版編集長の松浦茂樹氏をはじめ、ウォール・ストリート・ジャーナル電子版やロイターの幹部を経営陣に迎え入れている。また、米国版立ち上げに際し、著名海外ベンチャーキャピタルのアトミコやグリー株式会社から総額約36億円の資金調達を実施。マネタイズは今後の課題だが、グリーとの提携を機にモバイルゲーム及びアプリ関連のコンテンツ強化、またミクシィと提携しネイティブ広告を開発する方針を既に示している。

アメリカでは、一つのニュースサイト単体のアプリが主流で、あらゆるニュースサイトから情報を集めているアプリは少ない。スマートニュースが今後読者を獲得し続けられるかは注目に値する。

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