2020年6月9日11時過ぎに志摩力男さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き)
現在の為替相場の傾向や相場観
昨日8日(月)は、株が堅調で米ドル/円が急落した。これほど落ちるとは正直思っていなかったが、これだけ落ちるということはポジションが溜まっていたということだろう。
現在の為替相場の戦略やスタンス
今週11日(木)日本時間未明のFOMCで米国の金融緩和が行なわれる見込みだ。よって現在は、イールドカーブコントロールなど、さらなる金融緩和を織り込みに行った相場。ただ実際は、FOMCの結果をみないことには動けないところがある。本来、政策変更はないとみられていたのだが、コロナの影響やジョージ・フロイド事件など、混乱した世情の中で、トランプ米大統領としては、とにかく「経済に賭ける」という形に方針をシフトしてきている模様だ。独立性のないFRBがそれに応える可能性はかなり高いと思われる。劇的な金融緩和であれば、なんらかのドル売りの動きは免れないだろう。
志摩力男
慶應義塾大学経済学部卒。1988年~1995年ゴールドマン・サックス、2006-2008年ドイツ証券等、大手金融機関にてプロップトレーダーを歴任、その後香港にてマクロヘッジファンドマネージャー。独立した後も、世界各地のヘッジファンドや有力トレーダーと交流があり、現在も現役トレーダーとして活躍する。志摩力男の実践リアルトレード
羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
「羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。