冴えない展開だが下げ渋り
 米国株はまちまちで二極化が激しかったのだが、日本株は夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物が軟調となったことなどもあって売り先行となった。寄り付きの売りが一巡となった後も戻りが鈍かったことで売り直され、大きく下げる場面も見られたが、さすがに大きく下げるだけの理由もないということで買戻しを急ぐ動きもあって下げ渋りなった。
 昼の時間帯は後場からの日銀買いなども期待されて戻り歩調となり、後場に入ると下げ幅縮小となった。ただ、買い急ぐような材料もなかったことから戻りも限られ、最後まで方向感に乏しい展開となった。
 小型銘柄は幕間つなぎ的に買われるものも見られ総じて堅調となった。東証マザーズ指数や二部株指数、日経ジャスダック平均とそろって堅調となった。先物はまとまった売り買いは少なく、ちょっとした売り買いで指数を動かす場面もあったが、総じて方向感に乏しかった。
 買戻し一巡となった感もあり上値が重くなっている。ただ、まだまだ強気な向きも多く「下がれば買い」ということなのだろう。それでもいったん動きが出ると大きな動きになると思われ、地政学リスクなどが取りざたされると一気に下値の節目と見られる21,500円水準まで調整となるだろう。

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(提供:Investing.comより)

著者:清水 洋介