暗号資産取引所コインチェックのグループ会社「マネックス証券」は17日、暗号資産レバレッジ取引に対応するiOS版専用アプリ「MONEX TRADER CRYPTO」をローンチした。

マネックス証券が提供する暗号資産レバレッジ取引は同アプリからのみ利用可能で、ユーザーはアプリをダウンロードする必要がある。

マネックス証券によると、暗号資産CFDを展開するのは主要証券で初めてだという。

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(画像=月刊暗号資産)

CFDとは、「Contract For Difference(差金決済取引)」の略称だ。株式や債券などを各種指数の市場での値動きをそのまま参照しながら、実際に現物原資産(暗号資産CFDでは「現物暗号資産」)の受け渡しを行うことなく、売買価格差が損益になる取引のことを指す。

暗号資産CFDでは、最大2倍までレバレッジをかけて取引ができる。また「売り」からもエントリーできるので、下げ相場でも利益を狙える商品だ。

今回、マネックス証券は以下4つの銘柄の暗号資産を取り扱う。

  • ビットコイン
  • ビットコインキャッシュ
  • イーサリアム
  • リップル

マネックス証券がローンチした専用アプリ・MONEX TRADER CRYPTOは、メンテナンス時間を除く「24時間365日取引」が可能だ。

MONEX TRADER CRYPTOでの取引で稼いだ利益は、これまでの暗号資産の税金同様に雑所得(総合課税)の対象となる。

「給与所得」や「株式の譲渡所得」、「申告分離課税」の対象となる「FX」や「先物取引等」と損益通算することはできないので注意が必要だ。

暗号資産CFDは、マネックス証券の「証券総合取引口座」と「暗号資産CFD口座」の2つの口座を開設すると利用できる。(提供:月刊暗号資産