連休明けの日経は弱く始まりましたが、底堅く推移して0.16%の下げで終了しました。先週末暴落した上海/深セン株のCSI300は0.5%プラスで引けています。香港は逆に-0.4%の下げで引けました。オーストラリアは+0.4%、ニュージーランドは-0.4%の引けでした。ユーロ圏の株は若干の下げ、ドイツ株は変わらずでした。スイスは0.5%プラスで引けています。米国は久しぶりにナスダックが1.7%と大幅上昇、ダウは0.4%プラス、カナダ株は1%の上昇でした。

VIX指数(恐怖指数)は24.7と少し下落して引けています。金、銀はどちらも暴騰しています。金は史上最高値1921ドルを更新して引けています。貴金属の上昇は背景にはドル安もあると思われます。ドルインデックスは金曜日にメジャーサポート94.65をブレークして引けた後昨日も急続落しています。ドル円はドルの弱さを受けて105円近くまで1円近く下落しました。ユーロドル、ポンドドルなどのドルストは急騰しています。米国10年債は売られ、利回りは0.59%まで上昇しています。

いずれにせよ、為替はドル次第になりました。ドルインデックスは中長期的には下落トレンドに入り始めたところですので、今後もドル円安、ユーロ高、ポンド高となるでしょう。

米国では過去数か月間、週600ドル(63,600円)の失業給付金を受け取っていた2000万人以上のアメリカ人が、当初設定されていた期限が今週末到来することになっていますが、共和党は200ドルに減額するものの、新たな1兆ドル(105兆円)追加対策法案で大半の個人への1200ドルの直接給付を議会に提出しています。おそらく合意に達するものと思われます。

今朝は日経は若干のプラスでスタート、中国株も1%近く上昇してスタートしています。(提供:Investing.comより)

著者:杉田 勝