LINEグループが運営する暗号資産取引所BITMAXが、「暗号資産の貸出サービス」を開始すると発表した。6日、BITMAXが公式サイトで発表した。

暗号資産の貸し出しサービスは、別名「レンディングサービス」とも呼ばれている。

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(画像=月刊暗号資産)

今回、BITMAXが提供する暗号資産の貸し出しサービスは、「1日~はじめられる」「申請後最短当日に返還可能」「毎日貸借料が貯まる」というのが特徴だ。

暗号資産の貸し出しサービスは国内の他の取引所でも取り扱っているが、一定期間「固定」で貸し出す必要があり、貸し出した暗号資産は原則としてすぐに返還を受けられない場合が多い。そのため、価格が変動した時に売却したくてもできない状況があった。

こうした状況を踏まえ、BITMAXのサービスでは暗号資産の価格が変動した際、貸出しを終了して早期に売却することが可能で、価格変動リスクの低減が期待できると他社との差別化を強調した。

BITMAXは同サービスを7日から開始するとして、以下の計5種類の通貨の取り扱いを明らかにした。なお、銘柄ごとに貸し出し数量の上限、下限は異なる。

■最低貸出数量

  • ビットコイン:0.01BTC
  • イーサリアム:1ETH
  • リップル:1,000XRP
  • ライトコイン:1LTC
  • ビットコインキャッシュ:1BCH

■最大貸出数量

  • ビットコイン:0.5BTC
  • イーサリアム:20ETH
  • リップル:25,000XRP
  • ライトコイン:50LTC
  • ビットコインキャッシュ:20BCH

なお、LINEが運営する海外向け暗号資産取引所BITFRONTでは先月27日から暗号資産の貸し出しサービスをユーザーに提供している。

こちらではテザー(USDT)も取り扱っており、今後はライトコイン(LTC)とLINEの独自トークン「リンク(LN)」についてもサービスの提供を予定している。(提供:月刊暗号資産