●相場解説

昨日、英国首都ロンドンで新型コロナウイルスによる警戒レベルが「中」から「高」に引き上げ。
経済への影響が懸念される事はもちろんですが、EUとの貿易交渉も難航しており荒く上下していますね。

貿易交渉の期限は昨日15日でしたが、
EU側は報道の通り数週間交渉を継続する意向で、
英国に譲歩を要求。

これに対し英国側は「驚きと失望」との事。

EUの主張を受けて英国側は本日対応を表明するとの
報道も出ていますので、引き続き突然の急騰や急落に注意が必要です。

なお、目先の値動きは135円~137円台の持ち合い。

やはり、リスク回避の動きもあり売りが優勢となっており、
9月末から続く反発トレンドが崩されつつある状況です。

そのため、このまま10/14安値(135.66)を切り下げた場合は
売り目線でトレードを検討。

逆に、10/9高値(137.83)を切り上げて
買いが強くなるようであれば、
買いトレードを検討したいと考えています。

【4時間足チャート】

Investing.com
ポンド円 4時間足チャート(画像=Investing.com)

ただし、先ほどコメントさせて頂いた通り、
EUとの貿易交渉が難航しており、
15日の期限を過ぎた本日英国側が対応を発表との報道がされています。

そのため、英国の正式な発表やジョンソン首相の発言など、
報道内容によってはポンドが急騰したり急落したりしますので、
しばらく静観して英国側の発表を待ちたいと考えています。

また、目立った変化などございましたら
改めて解説させて頂きますので、
一つの見方として参考になれば幸いです。

それでは、本日もよろしくお願い致します。

●今日の経済指標

18:00 [ユーロ] 8月貿易収支
18:00 [ユーロ] 9月消費者物価指数
21:30 [アメリカ] 9月小売売上高
22:15 [アメリカ] 9月鉱工業生産
22:15 [アメリカ] 9月設備稼働率
23:00 [アメリカ] 8月企業在庫
23:00 [アメリカ] 10月ミシガン大学消費者態度指数・速報値
29:00 [アメリカ] 8月対米証券投資

(提供:Investing.comより)

著者:樺 淳一