e-Sports事業を手がけるSBI e-Sports株式会社は15日、「スマッシュブラザーズ部門」と「FIFA部門」を発足し、所属メンバーとして、KEN選手およびMikey選手とのプロフェッショナル契約を締結することを発表した。

両選手の年俸は、スポンサーのSBI VCトレード株式会社と本人の希望に基づき、日本円ではなく、暗号資産リップル(XRP)で支払われることも併せて発表された(年俸は未発表)。

リップル
(画像=月刊暗号資産)

e-Sportsとは「エレクトロニック・スポーツ」の略で、コンピューターゲームを使った対戦を「スポーツ競技」として捉える際の名称だ。

近年、e-Sports分野の発展は目覚ましい。世界におけるe-Sportsの視聴者人口は、2019年末時点で4億5,000万人に達している。

英市場調査会社のGlobalWebIndexによると、e-Sportsの視聴者の約75%が35歳未満で、デジタル世代を中心にその認知度は高まっているという。

今回、SBI e-Sportsに所属したKEN選手は、「大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL」シリーズのプレイヤーとして契約した。今後、SBI e-Sports所属として活躍が期待される。

大乱闘スマッシュブラザーズシリーズは、対戦型アクションゲームのシリーズ名だ。米ラスベガスで開催される世界最大のゲームイベント「EVO」や賞金総額25万ドル(約2,600万円)の世界ツアー大会が開催されるなど、e-Sports市場で高い人気を誇っている。

一方、Mikey選手が所属する「FIFA部門」のゲーム「FIFA」シリーズはヨーロッパを中心として世界30以上の公式リーグ、700以上のクラブチーム、1万7,000人以上の実名選手を収録した国際サッカー連盟公認のサッカーゲームシリーズだ。

SBI e-Sports株式会社はSBIグループの1つとして今年6月に設立された。同社は設立の際「デジタル世代との接点の強化によるSBIグループの認知向上、SBIグループの各種金融サービス事業とのシナジーの創出を図りたい」と決意を述べていた。(提供:月刊暗号資産