●相場解説
今朝、英紙テレグラフが「本日のBOEにてマイナス金利を検討」と報道。
この報道が嫌気されて東京市場前に売られる事となりましたが、
10時45分現在も当日安値圏で弱い動きとなっていますね。
昨日の米大統領選では、一時137.37まで上値を伸ばす場面があったものの、
上げ幅は消されて前日比マイナスに。
先月まで形成していたレンジから切り下がっている状態で、
テクニカル面も価格が各移動平均線を下抜けるなど悪化。
そのため、このまま10/30安値(134.40)を切り下げるようであれば、
売り目線でトレードを検討したいと考えています。
【日足チャート】
ただし、先ほどもコメントさせて頂いた通り、
本日はBOEのイベントを控えていますので、
内容次第では上下どちらかに大きく動く可能性があります。
すでに報道を受けてポンドが売られ始めており、
織り込みの動きが出ていますので、
仮にマイナス金利の検討がされず現状維持となった場合は、
ポンドが買われて急騰する事もあるでしょう。
また、BOEの後はNY市場でFOMC、
さらに明日は米雇用統計とイベントも続きますので、
トレードタイミングには十分ご注意下さい。
今後、目立った値動きなどございましたら
改めて解説させて頂きますので、
一つの見方として参考になれば幸いです。
それでは、本日もよろしくお願い致します。
●今日の経済指標
16:00 [ドイツ] 9月製造業新規受注
16:00 [ドイツ] 9月製造業新規受注
16:00 [イギリス] BOE英中央銀行金利発表
16:00 [イギリス] 英中銀資産買取プログラム規模
16:00 [イギリス] 英中銀金融政策委員会(MPC)議事要旨
16:00 [イギリス] 英中銀、四半期ごとの物価報告
18:30 [イギリス] 10月建設業購買担当者景気指数
19:00 [ユーロ] 9月小売売上高
21:30 [アメリカ] 10月チャレンジャー人員削減数
22:30 [アメリカ] 7-9月期四半期非農業部門労働生産性・速報値
22:30 [アメリカ] 7-9月期四半期単位労働コスト・速報値
22:30 [アメリカ] 前週分新規失業保険申請件数
28:00 [アメリカ] FOMC終了後政策金利発表
28:30 [アメリカ] パウエルFRB議長、定例記者会見
(提供:Investing.comより)
著者:樺 淳一