LINEは10日、2020年12月17日にブロックチェーン開発者を対象としたミートアップイベント「LINE Blockchain Developers Meetup」を開催することを発表した。

データ
(画像=月刊暗号資産)

同イベントでは、ブロックチェーンに興味のある人や「LINE Blockchain」の導入を検討されている人を対象に、LINEの開発者によるdApps開発デモや、実際に「LINE Blockchain」を導入している企業の方からサービスの詳細を聞けるというもの。

また、LINEのブロックチェーン事業の技術ロードマップについても説明がある。

LINEは、2018年4月に「LINE Blockchain Lab」を設立し、ブロックチェーン技術を応用したdAppsの開発や、P2Pネットワークによる分散システムや暗号化技術の研究を行ってきた。

独自のブロックチェーンであるLINE Blockchainを開発し、それをベースとした独自暗号資産(仮想通貨)「LINK(LN)」の発行や、暗号資産取引サービス「BITMAX」および「BITFRONT」の運営など、グループ全体で様々なブロックチェーン関連の事業を展開している。

今年8月には、開発プラットフォーム「LINE Blockchain Developers」を発表し、企業がLINE Blockchain基盤のブロックチェーンサービスを簡単かつ効率的に構築できる開発環境の提供を開始。既存のサービスに手軽にブロックチェーン技術を導入することができ、独自のトークンエコノミーを構築することができる。

また、「LINE Blockchain Developers」で構築した各サービス内で発行されるトークンは、LINE IDと紐づくデジタルアセット管理ウォレット「BITMAX Wallet」で管理することが可能だ。これにより、LINEのユーザー基盤を活かしたサービスの構築や一部導入も可能となる。

すでに「LINE Blockchain Developers」を通じて開発したサービスもローンチされており、テスト環境への申込数は現在200を超えている。

6,000万人以上のユーザー数を誇るLINEは、チャットアプリ「LINE」からシームレスに暗号資産ウォレットや暗号資産取引サービスを利用できるのが魅力的だ。

ユーザーは日本のみならず、台湾やタイなどのアジア圏内にも広がっており、今後の事業展開に注目が集まっている。

LINEによる暗号資産事業への参入は、暗号資産の社会的認知度と信用度を底上げするものだ。(提供:月刊暗号資産