富裕層の資産運用において「レバレッジ」は必要不可欠な要素。なぜなら借り入れを利用して投資効率を高めることができるからだ。連載「富裕層の資産運用マル秘テクニック」では、これから2回にわたって、この「レバレッジ」の基礎と応用について解説していく。前編である今回は「そもそも『レバレッジ』とは何か」という疑問に答えていく。今回も、日本を始め米国やスイスのプライベートバンクに11年間在籍し、現在は富裕層の資産形成サービスを手掛けている「ウェルスパートナー」代表・世古口俊介氏に話を聞いた。

最初にレバレッジ比率を理解しよう

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(画像=taa / pixta, ZUU online)

レバレッジとは何か、まずは少し詳しく説明しよう。例えば自己資金が1億円あったとしよう。そこで銀行から1億円借り入れれば総資産は2億円となる。その結果、自己資本の2倍で株式や不動産に投資することが可能になる。これを「レバレッジ」と呼ぶ。自己資金に対して総資産が2倍になっているこの状態を、“レバレッジ比率200%”という。

このようにレバレッジ比率が高ければ高いほど投資効率が高まる。しかし、高ければいいというものでもない。レバレッジ比率が高いということは投資リスクも高まるからだ。