米リップル社は14日、米大手銀行のJPモルガンの元最高規制責任者を務めたSandie O’Connor氏を取締役に選任したと発表した。

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(画像=月刊暗号資産)

公式ブログによると、O’Connor氏はリップル社と米政府との関係や、規制に関する重要な取り組みについて助言をしていくという。

同氏は1988年にJPモルガンに入社し、30年以上に渡って金融や財務などの規制分野に携わってきた。また、最高規制責任者を務めるまでに投資銀行部門や企業部門などでも重責ある役職に就いている。

米金融関連メディアのAmerican Bankerが格付けする「銀行・金融界で最もパワフルな女性トップ25」にも幾度となく選出されるなど、その手腕は高く評価されているようだ。

O’Connor氏の取締役就任に伴い、リップル社のCEOであるBrad Garlinghouse氏は「彼女の広範なネットワークや市場、資本のフロー、銀行業務に関する知識などは、米国内で新しい政策や規制が作られていく中で貴重かつユニークな視点で意見を提供してくれるでしょう」とコメント。

さらに、「米国は現在、競争の場を公平にし、イノベーションと企業を支援していくために明確な暗号資産(仮想通貨)規制の枠組みを必要としている。彼女の経験と助言は、より包括的な金融システムの構築に向けた我々の仕事をサポートしてくれるでしょう」と述べ、O’Connor氏の活躍に期待を寄せた。

リップル社は現在、米国内で暗号資産リップル(XRP)の「有価証券問題」を抱えており、規制当局から具体的な方針等も示されていないことから、長らく議論が行われている。

今後、O’Connor氏もこの問題の解決に向け動き出していくものとみられる。

またリップル社は日本やシンガポール等に本社を移す可能性も示唆していることから、こちらの精査も進められていく可能性はある。

なお本社移転に関して、Garlinghouse氏は「明確な規制が整っている国」を候補地として挙げており、厳格な規制を敷き、なおかつリップル人気の高い日本は最有力候補の1つとなっている。(提供:月刊暗号資産