暗号資産(仮想通貨)イーサリアムの勢いが止まらない。

22日には1065ドル(約11万円)ほどまで下落したイーサリアムだが、23日未明にかけて反発し、その後右肩上がりに価格を上げている。

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(画像=Shutterstock)

そして25日には、19日に記録した1440ドル(約14万9,600円)を超え一時1470ドル(約15万2,000円)まで上昇。上昇率は記事執筆時点10 %となり、再びドル建で過去最高値を更新した。

要因の1つとしては米シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)での先物提供に対する期待感が引き続き影響しているものとみられる。

また最大の要因は、再びDeFi(分散型金融)が過熱感を帯びていることだろう。

今年に入りDeFi銘柄が大きく上昇している。

特にアーベ(AAVE)、ユニスワップ(UNI)などといった主要DeFi銘柄は過去最高値を更新し、時価総額順位において20位内に入るなどめざましい躍進を見せている。

DeFi銘柄全般で見ても1週間比で2桁%もの上昇率を記録している銘柄が多く、再びブームと呼ばれるような状況が近づいていると言っていいだろう。

実際、DeFiプラットフォームに預け入れられた資産総額は前週から2億ドル(約207億円)ほど増えており、依然として規模は拡大している(DeFi Pulse参照)。

この状況を受け、暗号資産市場におけるビットコインドミナンスもさらに下落。記事執筆時点で62.4%となっている。

その反面、イーサリアムのドミナンスは16.5%と今年に入り6%ほど上昇させており、この水準は2018年8月以来のものとなる(ビットコイン、イーサリアムともにCoinMarketCap参照)。

現在ビットコインは先週3万ドル(約311万円)を一時割ってから回復傾向にあるが、3万3500ドル(約347万円)付近でもみ合いが続いている状況だ。

依然として上昇下落どちらのパターンも十分考えられる状況で、この不安定な状態はしばらく続く可能性がある。

しかし3万ドル近辺での底堅さを考えると、3年ほど前のいわゆる暗号資産バブルとは違い、大きなネガティブ要因がない限りは大暴落という展開は現状考えづらい状況だろう。(提供:月刊暗号資産