AGC <5201> をご存知だろうか? 読者の中には女優・ファッションモデルの広瀬すずを起用したテレビCMを思い浮かべる人もいるかもしれない。「AではじまりCでおわる素材の会社はAGC」という同CMのキャッチフレーズにある通り、AGCは素材メーカーの大手だ。ちなみに、AGCの源流は1907年、三菱財閥の2代目総帥・岩崎彌之助氏の次男の岩崎俊彌氏によって創業した「旭硝子」にまでさかのぼる。ガラスや化学品、電子、セラミックスなど様々な素材を手掛け、建築、自動車、電子機器、ライフサイエンスなど幅広い業界にソリューションを提供してきた旭硝子。そんな同社がさらなるブランド価値の浸透を図るべく、社名を「AGC」に変更したのは2018年のことだった。

注目されるのは3月15日にAGCの株価が一時4475円と年初来の高値を更新、2020年3月23日の安値2255円から1年ほどで約2倍に上昇したことだ。今回はAGCの話題をお届けしよう。

2021年12月期は営業利益で32%増の1000億円となる見通し

AGC,株価
(画像=でじたるらぶ / pixta, ZUU online)