Twitter社のCEOを務めるJack Dorsey氏がオークションに出品していたNFTが22日、約291万ドル(約3億1,700万円)で落札された。ロイターなど複数のメディアが報じた。
今回落札されたNFTは、Dorsey氏が2006年3月22日に「just setting up my twttr(たった今、自分のツイッターを設定した)」という最初のツイート(※twttrはTwitterの旧名)。
Jack Dorsey氏はこのツイートをNFT化し、6日からNFTプラットフォーム「Valuables」で売り出し話題を集めていた。同氏は10日に、このNFTで得た利益をビットコインに変換し、アフリカの貧困層に直接現金給付する団体「GiveDirectly」に寄付すると発表していた。
Dorsey氏は自身のツイートが落札直後、オークション利益を約50.87 BTCに換金し、GiveDirectlyに寄付したことを報告している。
今回、オークションで落札したのはマレーシアに拠点を置くブロックチェーン技術関連企業のCEOであるSina Estavi氏。同氏は落札後、自身のTwitter上で「This is not just a tweet! I think years later people will realize the true value of this tweet, like the Mona Lisa painting(これはただのツイートではない。数年後には、このNFTに「モナ・リザ」と同じくらいの価値があることにみんなも気づくだろう)」とツイート。落札できた喜びと、希少価値について言及した。
最近になってNFT市場は活況を帯びており、大企業や著名人の参入も相次いでいる。この勢いが続けば、今後さらに市場の拡大が見込まれる。(提供:月刊暗号資産)