米バスケットリーグ・NBAの Dallas Mavericks(ダラス・マーベリックス)が、試合のチケットや関連商品を購入する際、暗号資産(仮想通貨)ドージコイン(DOGE)を利用できるようにした。4日、Forbesなど海外の複数メディアが報道した。
報道によると、ドージコインでの決済は世界有数の暗号資産決済プロバイダーBitPayがサポートする。
ダラス・マーベリックは、著名投資家Mark Cuban氏がオーナーを務めるプロバスケットチームだ。
Mark Cuban氏は暗号資産に好意的な人物として業界で知れ渡っている。すでに2年前からダラス・マーベリックスの試合チケットや、商品購入にビットコイン決済を取り入れている。
今回、ダラス・マーベリックスがドージコインの決済を受け入れた理由について、Mark Cuban氏は「ビジネスでは、時には楽しく、魅力的で、うまくいけば多くのPRを生み出すようなことをしなければならない」と、今年初めから、テスラ社CEOのイーロン・マスク氏などがTwitter上でツイートするなどで価格が乱高下し話題になったドージコインを選択した模様だ。
他にも先月2月、Mark Cuban氏はドージコインが経済を学ぶ教材に利用できると持論を展開していた。1DOGE価格は10セント以下(当時のレート)で購入でき、需要と供給について価格変動を見ながら勉強することができると述べ、自身の子供が値動きを楽しんでいると語っていた。
今回ドージコインの決済をサポートするBitPayは、「ダラス・マーベリックスは暗号資産を長年愛用しており、チームが世界中のファンにチケットや商品を販売する際に、新たな選択肢を設けている」「各業界が暗号資産に参入し、継続的な利用をする企業が増えてきた。これにより消費者に対し信頼感を与え、消費者や企業が資金を受け取ったり使ったりする際にブロックチェーン決済を選ぶ変曲点に来ている」と述べた。
なお、Mark Cuban氏は「ダラス・マーベリックスが決済で受け取ったドージコインは長期保有する」と語った。(提供:月刊暗号資産)