国内暗号資産(仮想通貨)取引所コインチェックは5日、19時に販売を開始したブロックチェーンゲーム「The Sandbox」の仮想空間上の土地であるLANDを販売した。
同社が提供するNFTマーケットプレイス「Coincheck NFT(β版)」で、売り出した33区のLANDは、販売開始から順次3秒以内に売られ、33区画完売までの所要時間は8分8秒だった。
The Sandboxは、ユーザーがメタバースと呼ばれる仮想空間の中で、ボクセルアートのアバターや建物などのアイテムやゲームを作成して遊ぶ「ユーザー主導のゲームメイキングプラットフォーム」だ。
同ゲームシリーズは、これまでに全世界で4,000万ダウンロードを達成しており、月間アクティブユーザー数はピーク時で100万人を超えるという。昨年にはスクエア・エニックスから約2億円の出資を受けている。
2021年第1四半期にリリースが予定されているThe SandboxブロックチェーンPC版で売り出されるLANDは16万6464LANDを上限と定めており、すでに発売されたThe SandboxのLANDのプレセールでは、希少性の高さから全て20分以内に完売している。現時点ではリリース前にも関わらず、すでに全LANDの48%が完売している。
コインチェックは先月29日に、1区画のLANDを0.7ETHで販売すると発表。イーサリアム価格が先月29日時点では18万円台を推移していたが、記事執筆時点では約23万円で取引されていたため、発表時点から実質約27%値上がりしたことになる。
コインチェックはNFTマーケットプレイス事業を拡大させるため、2020年9月にThe Sandboxと提携。The SandboxのLANDを発売することを明らかにしていた。(提供:月刊暗号資産)