ROE(自己資本利益率)とは何か?

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(画像=筆者作成)

ROEとは自己資本利益率で、「Return On Equity」の略称だ。ROEの式は「当期純利益÷自己資本×100」である。

自己資本は貸借対照表における純資産であり、株主から出資されたお金や企業が自ら稼いだ利益が含まれている。当期純利益を自己資本で割って計算することで、「投資されたお金でどれだけ効率的に利益を上げられたのか」が分かる。

株主からすると投資の効率性が分かるため、ROEは外国人投資家も重視する指標と言われる。日本でROEが投資の重要指標とみなされるようになったのも、海外からの投資が増えたことが要因の1つと考えられている。

ROE(自己資本利益率)はどんな時に役に立つ?

ROEは利益獲得の効率性の面で、企業の経営状況を判断する指標だ。ROEが8%~10%以上であると、一般的には優良企業だと判断される。ROEは業種によって違いがあるため、競合他社や業種平均のROEについてもチェックしよう。

ROEで注意しなければならない点としては、負債の面について分からないことが挙げられる。企業によっては借入金をテコに大きな利益を上げるケースもあるため、財務関連の指標も見ておきたい。

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