オーケーコイン株式会社は、同社が運営する暗号資産(仮想通貨)取引所OKCoinJapanで、暗号資産オーケービー(OKB)を6月以降に取り扱い開始予定であることを明らかにした。国内でOKBを取り扱う暗号資産取引所はOKCoinJapanが初となる。
OKBはイーサリアム基盤のERC-20の暗号資産だ。公式発表によると発行枚数は3億枚となっている。OKBの取り扱いが開始されることによってOKCoinJapanが取り扱う暗号資産は合計8銘柄となる予定だ。
オーケーコイン株式会社はOKグループの日本法人として2017年9月に設立された。昨年3月には暗号資産交換業者のライセンス登録が完了し、同年8月から暗号資産取引所OKCoinJapanで取引が開始された。
OKExを運営するOK Groupは2013年に北京で設立され100種類以上の取扱い暗号資産と高い流動性を誇り、BinanceやHuobiと並び中国の3大取引所の1つとして数えられるほどの規模を誇る。現在は新たなブロックチェーン技術の開発とビジネス化に積極的に取り組み、世界10ヶ国以上に拠点を拡大して、1,000人以上の従業員がいるグローバル企業だ。
OKBは海外大手暗号資産取引所であるOKExが発行する暗号資産である。
暗号資産を発行する取引所は、BinanceやHuobi、Bitfinex、FTXなどが有名だ。それらが発行する暗号資産を保有していると取引手数料が安くなる特典や報酬が発生するなどユーザーにとってもメリットがある。
中でも、BinanceやHuobiが発行している暗号資産は、時価総額ランキングでも上位に入るほどの人気がある。
今回の発表ではOKBについて6月以降に発行する以外のことは明かされなかったが、OKCoinJapanのユーザーは、OKBを保有することで取引所が発行する暗号資産としての特典を受けられる可能性がある。
OKCoinJapanがOKBを取扱うことについて、オーケーコイン株式会社の代表取締役社長である馮鐘揚氏は、「OKGroupが培ってきた暗号資産交換業者としてのノウハウとプロダクトを活かし、全てのお客さまが快適で、安心・安全なお取引ができる環境を提供しています」と抱負を述べた。(提供:月刊暗号資産)