逆ザヤ(ギャクザヤ)とは何か?
逆ザヤとは、価格変動による以下のいずれかの状態を指す。
(1)購入価格より売却価格または現在の価格が安くなっている状態
(2)2銘柄を比較したときに、本来高いはずの銘柄が安く、安いはずの銘柄が高くなっている状態
「サヤ」とは、買値と売値または現在の価格、または2銘柄間の価格差のことだ。
(2)の例としては、現物価格よりも先物価格が安くなっている状態や、先物取引で期先物よりも期近物が高くなっていたりする状態、貸出金利が調達金利を下回っている状態などがある。
先物取引とは、特定の期日(受渡日)にあらかじめ決められた価格での売買を約束する取引のことで、最も受渡日が近いものを「期近物」、それよりも先のものを「期先物」という。
このほか、保険会社の運用利回りが契約時に約束した利回り(予定利率)を下回っている状態も「逆ザヤ」と呼ばれる。
逆ザヤ(ギャクザヤ)はどんな時に役に立つ?
何らかの原因によって一時的に上記の(2)にあたる逆ザヤが生じている場合、時間が経てば本来の状態に戻ると予想するのであれば、安くなっている銘柄を買い、高くなっている銘柄を売ることで利益を狙える。
この場合、どのような原因で逆ザヤが生じたのか、逆ザヤが解消する見込みがあるかどうかを見極めることが大切だ。
【合わせて読みたい記事】
先物取引(サキモノトリヒキ)
【関連記事】
・ネット証券をランキングで比較!
・スマホでネット証券の株取引を始める時に注意しておきたい3つのこと
・株式投資に必要な資金はいくら?10万円以下で購入できる東証一部銘柄も紹介
・株式投資の初心者がやってはいけない4つのこと 銘柄の選び方や投資方法は?
・株の始め方5ステップ 証券会社選び、いくら投資すべきか、銘柄選び、NG行動など初心者が知っておきたいこと
・ANAとJALの株主優待を徹底比較!お得なのはどっち?