GMOインターネットは15日、マンガやイラストの公開・閲覧プラットフォームおよび制作ツールを手掛けるMediBang(メディバン)と資本業務提携に関する契約を締結したことを発表した。

資本提携
(画像=月刊暗号資産)

今後、GMOインターネットグループが提供を開始するNFTマーケットプレイス「Adam byGMO」において、メディバンの有する技術を活かし、世界中のアーティストやクリエイターの人々が作品を制作・発信しやすい環境づくりを進めていく。

メディバンは、「世界中の誰でもクリエイターに」をミッションに掲げて2014年に設立され、世界最大級のユーザー数を抱える無料イラスト・マンガ制作ツール「MediBang Paint」や月間PVが800万に上る世界有数のイラスト・マンガ投稿サイト「ART streert」の開発・提供を行っている。

一方、GMOインターネットグループは、インターネットインフラ事業を中心に、インターネット広告・メディア事業、インターネット金融事業、暗号資産(仮想通貨)事業を展開する総合インターネットグループ。なかでも、暗号資産事業を「戦略的事業分野」と位置付けており、グループのGMOフィナンシャルホールディングスの連結会社であるGMOコインが2017年5月に暗号資産交換事業を開始したのを皮切りに、「交換」「マイニング」「決済」の3つの事業領域において事業・サービスを展開している。

今年4月にはNFT事業への参入を決定し、これまでの暗号資産関連事業を通じて蓄積してきたノウハウや自社開発によるブロックチェーン技術を活かしてNFTマーケットプレイスの提供を開始する予定だと発表した。

同マーケットプレイスでは、真正性と安全性が担保されたアートや楽曲、著名なアーティストによる希少性の高いコンテンツ等をNFTとして取引できるという。

NFTでは、代替性のない固有の権利を持つIDと所有者情報、発行個数や回数などをブロックチェーンに記録することにより、デジタルコンテンツをはじめとするモノの所有権を証明可能だ。

また、移転追跡可能なプログラムを活用し、販売者及び所有者が二次流通以降の収益を得ることもできる。(提供:月刊暗号資産