LINEの暗号資産(仮想通貨)事業およびブロックチェーン関連事業を展開するLVC株式会社は30日、LINEのデジタルアセット管理ウォレットである「LINE BITMAX Wallet」において、NFTのマーケットプレイスである「NFTマーケットβ」の提供を開始したと発表した。

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(画像=月刊暗号資産)

このマーケットプレイスはLINEの独自ブロックチェーン「LINE Blockchain」を基盤としている。

今回提供されるベータ版では、LVCが本サービス用に提供するNFTアイテムのみ出品・購入が可能となっており、利用時の手数料にあたるコンテンツ料は無料となるLVCはイーサリアムのガス代を引き合いに出し、LINE Blockchainではネットワーク手数料が発生しない点を強調した。

なお、NFTマーケットβにおける決済利用可能な暗号資産は、独自暗号資産であるLINK(LN)となる。LVCによると、NFTマーケットの正式版は今夏の提供を予定しているという。

また、今回のNFTマーケットβのローンチを記念し、「NFTマーケットβオープン記念キャンペーン」を開催することも併せて発表された。

このキャンペーンでは、2021年6月28日18:00:00時点でLINE BITMAX Walletのアカウントを保有しているユーザーに対してランダムに1つ配布された「LBgreen」「LBsky」「LBblue」の3種類のNFTアイテムを全て集めることで、限定NFTアイテムである「LBlimited」を入手することが可能だ。

ユーザーはNFTマーケットβで購入、もしくは第三者から取得することで3種類のNFTアイテムを集めることができる。

期間は2021年6月30日(水)12:00:00〜2021年7月13日(火)11:59:59となっており、入手したLBlimitedはNFTマーケットβへの出品や第三者への送付はできない。

LINEのNFTマーケットについては今月9日に構想が明らかになった。その際はサービス提供時期などを明かしていなかった。

このNFTマーケットでは、スクウェア・エニックスが提供するNFTデジタルシール『資産性ミリオンアーサー』の取引も予定されている。資産性ミリオンアーサーのNFTデジタルシールではLINE Blockchainを採用するとしており、発売日や価格等の詳細は後日改めて発表される予定だ。(提供:月刊暗号資産