国内暗号資産(仮想通貨)取引所の楽天ウォレットは1日、同社が提供するスマートフォンアプリをバージョンアップしたと発表した。
楽天ウォレットによると「暗号資産の運用状況を確認したい」というユーザーからの声が多く上がっているとし、現物取引専用スマートフォンアプリ「楽天ウォレット」に運用状況機能を追加した。
今回、実装された運用状況機能では、暗号資産現物取引における運用損益・評価損益・実現損益や楽天ポイント交換で使用した累計ポイントを確認できるようになった。また、同機能を利用することで、確定申告における参考情報として、期間の実現損益も手軽に確認できるようになったという。
楽天ウォレットは、楽天グループの暗号資産取引所として2016年に設立された。現在、ビットコイン、イーサリアム、ビットコインキャッシュの3銘柄を取扱っている。
また証拠金取引として、ビットコイン、イーサリアム、リップル(一時停止中)、ビットコインキャッシュ、ライトコインの5種類を提供している。
楽天ウォレットは楽天グループで商品の購入の際などに付与される楽天ポイントで暗号資産が購入できるのも特徴の1つとして挙げられる。楽天ポイントでの暗号資産購入は100ポイント(100円相当)から可能で、少額から暗号資産取引ができる点がユーザーにも評判だ。
今回の機能追加では、これまで暗号資産購入の際に使った楽天ポイントが一目で分かる機能も実装された。
楽天ウォレットは、アプリのバージョンアップについて「当社は、今後もお客様のご要望にお応えした利便性の高いサービスへの改善を進めるとともに、便利でお得な暗号資産の運用や新しい利用方法を提供し、満足度向上を図ってまいります」と語った。(提供:月刊暗号資産)