大手スポーツブランドのアシックスは13日、デザインに「サンライズレッド」を取り入れたシューズのNFT「SUNRISE RED NFTコレクション」をデジタルオークションで販売すると発表した。
デジタルオークションはNFTマーケットプレイスのOpenSeaを通じて、7月16日午前1時から7月20日午前1時(日本時間)まで実施する。
アシックスが提供するNFTはランニングシューズやスポーツスタイルシューズ、サンダルなど9種類あり、それぞれ20点限定のLimited Editionと、メタリックなゴールドを全体に配した各1点限定のGold Editionを加えた計189点が出品される。
オークションで落札した全ての所有者はアニメーションやアプリケーション(Metaverse含む)において使うことができる本コレクションの3Dモデルや、テキスチャーを受け取ることができるという。また、Limited EditionとGold Editionの識別番号1番の最高額入札者には、特典として、今後アーティストが制作する新たなNFTを進呈するとのことだ。
なおオークションで得た収益は、今後設立を予定している「アシックス・デジタルグッズ・アーティスト・イン・レジデンス プログラム」を通じてデジタルアーティストへ還元すると説明している。このプラグラムでは、デジタル分野のアーティストを育成するとともに、グローバルでその才能を発揮できる場を提供するという。
アシックスはプレスリリースで、同社が現在デジタルマーケティング分野を強化しており、デジタル技術を活用したスポーツやライフスタイルにおける新たな楽しみ方を積極的に提案していると説明。その上で、「当社は今後も、デジタルにおいても創業哲学である『健全な身体に健全な精神があれかし』を体現できるよう、さまざまな取り組みを実施していく予定です」と抱負を語った。
現在、様々な分野でNFTに関連した動きが見受けられている。過去には、今回のように靴に関連したNFTを販売する事例が国内で見受けられている。
今年4月、株式会社1SECが日本初となるバーチャルスニーカーの販売を発表。販売価格は5ETH(当時価格約140万円)であったものの、わずか9分で完売するなど、大きな話題を集めた。(提供:月刊暗号資産)