世界140のサッカークラブチームと提携するファンタジーフットボールゲーム「Sorare(ソレア)」をリリースしているSorare社は、ソフトバンクなどから約583億円(約5億3200万ドル)を資金調達する計画が判明した。13日、Business Insiderが関係者の話として報道した。
Sorareはプレイヤーがクラブ公式のサッカー選手のデジタルカードを取引できるファンタジーフットボールゲームだ。
同社は2018年にフランスで設立されて以降、ブロックチェーン上のデジタルグッズとグローバルなファンタジーフットボールリーグによって、オンラインスポーツの概念を変え、クラブやプレイヤーに新たなファンコミュニティ構築の方法を提供している。
現在はJリーグ所属の全選手のNFTカードも発行しており、今年6月にはドイツ、ベルギー、フランスの代表チームとも提携し世界のサッカーファンを驚かせた。
今回のSorare社による巨額の資金調達は、プロサッカー選手のNFTカードやデジタルカード取引の需要が急増していることから、同社の事業規模を拡大するために行われる。また、Sorare社の資金調達は日本のソフトバンクが興味を示し、両社は資金を集めるための施策を詳細に話し合っているという。
同時に、英国の有力ファンドAtomico、フランスの有力ファンドEurazeoなど多数のファンドが資金調達に参加する可能性もあるという。
現在、Sorareのカード販売量は月間7000万ドル(約77億円)を突破するなど、世界中で人気を博している。成長分野であるブロックチェーンゲームやNFTを扱うSorareが、ソフトバンク社の主導で巨額の資金調達を成功させるか注目が集まる。
なお今回の資金調達について、Business Insiderの取材に対しSorare社やソフトバンクによる期限までの回答は得られなかったという。(提供:月刊暗号資産)