暗号資産(仮想通貨)取引所CoinTrade(コイントレード)を運営する株式会社マーキュリーは15日、東証一部上場の株式会社セレスが運営するポイントサイト「モッピー」において、モッピーポイントを暗号資産に交換するサービスを開始したと発表した。

CoinTrade、「モッピーポイント」と暗号資産を交換するサービス開始
(画像=月刊暗号資産)

マーキュリーによると、1モッピーポイントを1円として500ポイントから暗号資産に交換することができるという。利用可能なポイントの上限は20,000ポイントとなっており、交換可能な暗号資産は現在ビットコインとイーサリアムのみとなっている。交換対象となっている暗号資産の価格に応じて最低交換可能ポイントは異なるという。

なお、モッピーポイントと暗号資産の交換にはCoinTradeにて口座開設が必要。また、暗号資産からモッピーポイントへの交換はできない。

マーキュリーはビットバンクを持分法連結子会社に持つセレスの子会社で2017年に設立。今年2月に暗号資産交換業者として登録を完了し、3月からコイントレードのサービスを開始している。現在、ビットコイン、イーサリアム、ビットコインキャッシュ、リップル、ライトコインの5銘柄を取扱っている。

一方、セレスが運営するモッピーは2005年よりサービスを開始。会員数900 万人を有する国内最大級のポイントサイトだ。

モッピーではネットショッピングやバナークリック、ゲームやアンケート、動画視聴などでポイントが貯まる。受け取ったポイントはモッピーポイントとして、1ポイント=1円で電子マネーやギフト券、現金などに交換することが可能となっている。今回、この交換サービスに暗号資産が新たに加わった形だ。

ポイントと暗号資産の交換サービスは楽天ウォレットやbitFlyer、SBI VCトレードなども行なっている。特に楽天は楽天ポイントを利用しビットコインの取引体験を行うことができるサービスを提供するなど、暗号資産を取り入れる動きを強めている。

今回、暗号資産との交換サービス発表したモッピーも多くの会員を有していることから、今後暗号資産の認知拡大および普及させていく上で重要な役割を担う可能性があるだろう。(提供:月刊暗号資産