国内暗号資産(仮想通貨)取引所コインチェックを運営するコインチェック株式会社は3日、同社が運営しているNFT(非代替性トークン)マーケットプレイス「Coincheck NFT(β版)」において、8月10日より新たに世界140以上のクラブとライセンス提携するファンタジーフットボールゲーム「Sorare」の取扱いを開始することを発表した。
また8月17日の12時頃より、パリ・サンジェルマンのネイマール選手やアトレティコ・マドリードのスアレス選手、日本代表の長友佑都選手をはじめとする有名プレイヤー49名の限定NFTを販売する。
同社では、これまでのNFTの取引における課題とされてきたイーサリアムのネットワーク手数料(Gas代)の高騰や複数のサービスを介した難しい取引などの解決を目指した新たなNFTマーケットプレイスとして「Coincheck NFT(β版)」を2021年3月より提供開始。コインチェックの口座を持っていれば誰でもNFTの出品・購入・保管ができ、出品・購入にかかるネットワーク手数料は無料となる。
現在、Coincheck NFT(β版)では人気トレーディングカードゲームの「CryptoSpells」やイーサリアムのブロックチェーン技術を基盤としたゲームプラットフォーム「The Sandbox」などで利用できるNFTを取扱っている。また6月からは、アイドルグループ「SKE48」とコラボしたデジタルトレーディングカード「NFTトレカ」の取扱いも開始している。
今回、コインチェックは新たに日本でも人気の高い海外の有名クラブと提携するSorareのNFTを取扱うことで、NFT利用者の拡大を狙う。
Sorareはプレイヤーがクラブ公式のサッカー選手のデジタルカードを取引できるブロックチェーン基盤のファンタジーフットボールゲームだ。2018年に設立され、今年に入りカード販売量は140ヶ国で月間7000万ドル(約76億円)を突破している。
先月には、ソフトバンクなどから約580億円(約5億3200万ドル)を調達する予定であることが明らかになった。この資金調達により、Sorareの企業評価価値は4,000億円超におよぶと予測されている。(提供:月刊暗号資産)