愛媛県西条市の商工会議所が、ブロックチェーン技術を使ったプレミアム付きデジタル地域商品券「デジタル石鎚藩札(いしづちはんさつ)」を9月1日から発売する。
デジタル石鎚藩札は、「西条市プレミアム付地域応援券発行管理運営業務」をSBIホールディングスの関連会社である株式会社まちのわが受託し、愛媛銀行が精算業務を協力することで実現した。
株式会社まちのわは、地域のデジタル化を推進する地域情報プラットフォームを活用し、プレミアム付電子商品券・地域通貨等を発行・運用するサービスをはじめ、地方創生及び地域経済の活性化を推進する事業を展開している企業だ。
今回、西条市のデジタル地域商品券はブロックチェーン技術を活用して電子的に発行することで、利用者は申込から購入、決済までの一連の手続きなどをスマートフォンの専用アプリ上で行うことが可能だという。
また、従来の紙の地域商品券による発行と比べて、自治体、商工会等からの発行や加盟店での精算に必要な手続きが効率化できるほか、申込受付場所の混雑防止などポストコロナ社会に適応した形で地域経済の活性化および利用者の利便性向上が期待できるという。
デジタル石鎚藩札は西条市民なら誰でも購入が可能だ。デジタル商品券は、一口1万円で販売され、2,500円分のプレミアが付き、市内の登録加盟店で1万2,500円分をQRコード決済で利用できる。また、デジタル商品券だけでなく、紙のプレミアム商品券も販売されるとのこと。
西条市商工会議所は、新型コロナウイルス感染症の影響を受けた市内事業者の支援のために発行を決めたとし「ぜひ、ご購入いただき、新型コロナウイルス感染症の影響を受けた飲食店など市内店舗を応援しましょう」とデジタル商品券の発売にあたり述べている。(提供:月刊暗号資産)