木・鉄骨のハイブリッド耐震システム国内初採用のビル竣工
(画像=Paylessimages/stock.adobe.com)

東急不動産(東京都渋谷区)は、木・鉄骨のハイブリッド耐震システム「木鋼組子(モッコウクミコ)」を国内で初めて採用したビル、「COERU SHIBUYA(コエルシブヤ)」が竣工した。
 同物件は、オフィス・商業の垣根を越え、多様なニーズに対応する新しい時代のコンパクトビル「COERU(コエル)」シリーズの第一弾。物件概要は敷地面積174・56㎡、延床面積1408・57㎡、鉄骨造、一部木造地上13階建て。
 外観には、外部から視認性の高いファサード2面に、ラチス状の木・鉄骨のハイブリッド耐震システムである「木鋼組子」を使用。加えて、10階から13階の上層階の柱梁に木質ハイブリッド集成材を使用し、エントランスホールにも一部天然木を使用することで、建物内外から木材のぬくもりを感じられるようにした。また、木造建築物に係る技術の進展及び普及啓発を図ることを目的とした、国土交通省の「サステナブル建築物等先導事業(木造先導型)」に採択されており、再生可能な循環資源である木材を使用することで環境へ配慮した建物となっている。併せて同物件は、グリーン電力の導入も決定している。
 「木鋼組子」は、木と鉄骨のハイブリッドブレース。鋼板の芯材の外周を木で挟み一体化したものを、ラチス形状にユニット化したシステムで、圧縮力に強い木と引張力に強い鉄骨を組み合わせることで靭性の高い耐力要素を生み出すことができ、高層鉄骨造のビルなどに適用することが可能となった。

ビル経営

(提供:YANUSY

【あなたにオススメ YANUSY】
「財産債務調書」を提出している人は財産が○億円以上!
ポスト港区!? 次に富裕層が住み始めるセレブ区はここだ!
【特集#04】こんな領収証ならバレない?私的支出を経費にしたときのペナルティ
固定資産税の過払いが頻発…還付を受けるための3つのポイント
資産運用としての不動産投資の位置づけ