初心者でも不労所得を手にすることは、資産の運用方法の選び方次第で十分に可能です。しかし資産運用ごとの、特徴やデメリットを知らないまま始めてしまうと大きな失敗につながりかねません。
本記事では、不労所得を実現できる可能性がある、4つの資産運用の特徴と達成のためのステップをわかりやすく解説します。最後まで読んでいただくと不労所得を手にするには何をすべきか、きっと見えてくるはずです。
不労所得とは
不労所得とは自分が働かなくても入ってくる収入のことです。仕事は働かなければ収入がストップしてしまいますが、不労所得は自分が何もしなくても収入が生まれます。
もし生活できる以上のお金が自動的に入ってくれば、ケガや病気で働けなくなっても困ることはありません。あるいはリストラされたり勤め先の会社が倒産したりしても、衣食住を失う心配はないでしょう。
不労所得で手にできる生活とは
仕事がつらいけど、毎月の生活費がなくなってしまうので辞められない、という人は多いと思います。しかし不労所得があれば、無理をしてつらい仕事に耐える必要はありません。自分に今の仕事が合わないと思えば、気軽に仕事を変えられるようになります。
また、会社に言われるがままにサービス残業や休日出勤をしなくて済み、友人や家族と多くの時間を過ごしたり好きなことに没頭できたりします。さらに不労所得が増えれば、仕事を辞めて不労所得だけで生活するFIRE達成も不可能ではありません。不労所得があれば心のゆとりと、充実した毎日が手に入るのです。
不労所得を実現する4つの方法
人生を豊かにしてくれる、不労所得を手に入れる方法はいくつか存在します。しかしそれぞれの特徴やリスクを理解しておかないと、毎月の給料や大切な貯金を失ってしまう可能性もあります。
次に紹介する4つの資産運用の方法は、不労所得を実現できる方法としてよく目にします。それぞれどんな仕組みで収入を得るのかや、不労所得を実現する条件などについて知っておきましょう。
・株式投資
・FX
・マンション経営
投資信託
投資信託とは、資金を預けて自分の代わりにプロのファンドマネージャーにさまざまな金融商品へ投資してもらい、発生した利益を収入にする資産運用の方法です。投資の深い知識や実際の経験がなくても、間接的に投資できるのが最大のメリットです。
始めるのも簡単で、多くの証券会社がネット手続きのみですぐに始められるようにしています。しかし投資信託は収益に対して多くの手数料がかかり、手にできる金額が目減りしてしまうという注意点があります。
また投資信託で一定額の不労所得を得るには、まとまった自己資金が必要です。仮に利回り3%の投資信託で月10万円の不労所得を手にしようとすると、およそ4,000万円の自己資金が必要になります。
株式投資
株式投資は企業などの株式を購入して行う資産運用で、収益を得る方法は2つあります。1つは株価が安いうちに購入し、企業の業績が上がり株価も上昇したら売却してその差額を利益にする方法です。
この方法は短期間で大きな利益を手にできる可能性がありますが、こまめに企業の調査をしたり、これから市場がどう変化するかなどを調べたりする必要があります。さらに株価の変動を逐一チェックするなど、手間が非常にかかるため不労所得とは言いにくい方法です。
もう1つの方法は、株式を持っている企業から利益が出た時に株主に配られる配当金を収入にする方法です。こちらは株式を所有していれば利益が発生するため、手がかからずに不労所得を手にできます。
平均的な配当利回りは、2022年5月時点でプライム市場がおよそ2.4%です。仮に月10万円の収入を得るなら約5,000万円の自己資金が必要です。
FX
FXは、通貨の為替レート変動による差額を利用して利益を得る資産運用です。手法は通貨を売買して利益を得る「為替差益」と、2つの通貨の金利差によって収益を得る「スワップポイント」の2種類があります。
為替差益は常にチャートを見続け、こまめに売買を繰り返す必要があります。そのため多くの時間と手間がかかり、不労所得とは言い難い方法です。もう1つのスワップポイントは保有する通貨のポジションを維持できれば、あまり手間をかけずに収益を得ることができます。
FXはレバレッジという仕組みによって、投資できる自己資金の何倍もの金額を運用できます。そのためスワップポイントでも保有通貨の組み合わせによっては、100万円ほどの投資で月10万円の利益を得ることも不可能ではありません。
ただし逆に収益がマイナスになったときは、多額の損失を受けることもあります。FXは非常にリスクの高い資産運用であることを、十分承知しておきましょう。
マンション経営
マンション経営はマンションの一室などの不動産を購入し、他の人に貸して家賃収入を得る資産運用です。入居者とのやり取りや建物の維持管理は管理会社に委託するため、オーナーの手間はほとんどかからず不労所得にすることができます。
特に都心のような、賃貸需要の落ちにくい地域の物件を選べば比較的安定した収益が期待できます。たとえ空室が発生しても次の入居者が見つかりやすく、大きな損失を被ることは考えにくいでしょう。
ただしエリアによっては賃貸物件の数が多く、入居者の奪い合いになることもあります。そのため室内設備や防犯対策が充実した新築物件を選ぶなど、競合対策を考えた経営戦略が重要になります。新築なら突然建物の修繕費が発生するようなこともなく、より安定した経営がしやすいはずです。
初心者にマンション経営がおすすめの理由
不労所得を実現するための資産運用では、ハイリスクなFX以外は高額な自己資金が必要です。ただしこの中でマンション経営だけは、銀行の融資を受けて始めることができます。サラリーマンや公務員のような安定した収入がある方なら、最小限の自己資金でも不労所得を実現できる可能性があるのです。
さらに不動産を購入すると、建物の価値が目減りする減価償却を使って所得税・住民税の節税も可能です。また将来は相続税の節税もできるなど、マンション経営には税金面のメリットもあります。資産運用を行うのが初めてなら、融資を受けられて収益以外の恩恵も多いマンション経営をまずは検討すべきでしょう。
最小限の元手で不労所得に近づくステップ
しかしいきなりマンション経営を始めることに、不安を感じる人もいるかもしれません。そこで最小限の元手で不労所得に近づくステップとして、不動産会社が主催するセミナーに参加してみることをおすすめします。
マンション経営のプロが講師を務めるセミナーでは、マンション経営のメリットだけでなく併せ持つリスクとその対策などを事前に知ることができます。多数の事例とともに具体的な戦略を理解したうえでマンション経営を始めた方が、より安全に不労所得を実現できるでしょう。
早めにスタートすることが成功の鍵
融資を利用したマンション経営では、返済が続くうちは家賃収入が全て所得になるわけではありません。そのためより多くの不労所得を得るためには、できるだけ早く融資の返済を終わらせることが鍵になります。そして早期の融資返済を実現する最善の策は、少しでも早くマンション経営をスタートさせることです。
不労所得は動き出さなければ永久に手に入れることはできません。まずはマンション経営のセミナー参加など、最初のステップを踏み出してみてはいかがでしょうか。
(提供:Dear Reicious Online)
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