この記事は2022年9月27日に「月刊暗号資産」で公開された「セガの「三国志大戦」を活用したカードゲームがOasysで展開 DJTが開発へ」を一部編集し、転載したものです。


NFT
(画像=JustSuper/stock.adobe.com)

日本発のゲーム特化型ブロックチェーン・OasysおよびNFT(非代替性トークン)関連事業等を行うdouble jump.tokyoは27日、セガの対戦型カードアクションゲーム「三国志大戦」のIP(知的財産)を活用したブロックチェーンゲームを開発すると発表した。

ゲームはOasysのLayer2ブロックチェーン「HOME verse」にて展開され、開発をdouble jump.tokyoが担う。

Home verseは、double jump.tokyoが開発・運営を行うOasysのLayer2のブロックチェーンで、ユーザーは高速かつガス代(手数料)無料で幅広いジャンルのブロックチェーンゲームをプレイすることができるという。三国志大戦のIPを保有するセガは、Oasysの初期バリデータとして参加している。

Oasysは環境面を考慮したゲーム特化型ブロックチェーンプロジェクトで、コンセンサスアルゴリズムにはプルーフ・オブ・ステーク(PoS)を採用している。セガを含め、初期バリデータには、スクウェア・エニックス、バンダイナムコ研究所、Ubisoft、Netmarbleなど国内外の大手ゲーム会社やWeb3.0企業など計21社が参画している。

セガの「三国志対戦」は、アーケードゲームとして2005年にリリースされ、アジアを中心に絶大な人気を博した対戦型カードアクションゲームだ。今回の取り組みでは、ゲームのほかに「三国志対戦」のIPを活用したアートワークを楽しむことができるという。

アートワークのイメージ
(画像=Oasys,アートワークのイメージ)

Oasysは発表で「人気IPを活用したブロックチェーンゲームを快適にプレイいただける環境でユーザーの方々にお届けすることで、ブロックチェーンゲームのマスアダプションを目指してまいります」と述べた。今後、様々なブロックチェーンゲームタイトルを発表していくという。

Oasysは今年7月に海外暗号資産(仮想通貨)取引所らから約25億円の資金調達を行ったほか、同月にDMM.comからも出資を受けるなど、国内外で注目を集めるプロジェクトだ。

DMMは「Web3領域における日本のゲーム・IP特有の事情や課題に精通したプロジェクトチームの存在」「日本のIPやWeb3プロジェクトのグローバル展開に貢献する」などといった理由から出資を決めたとしており、今後も同様の共感を得て参加企業やプロジェクトが増加していく可能性がある。(提供:月刊暗号資産