この記事は2022年9月30日に「月刊暗号資産」で公開された「日本郵便が提供する切手原画NFT、楽天の「Rakuten NFT」で販売へ」を一部編集し、転載したものです。


楽天の時価総額がトヨタを超える日 日本郵政との提携はそれぐらい凄い_
(画像=KoukichiTakahashi/stock.adobe.com)

楽天グループが運営するNFT(非代替性トークン)マーケットプレイスおよび販売プラットフォームである「Rakuten NFT」は30日、日本郵便が提供する切手原画のNFTを10月3日17時より発売することを発表した。

販売されるパックは、「動物シリーズ」、「花シリーズ」、「景色シリーズ」の全3種類で、普通切手原画のモーメント2種が含まれているという。

NFT化された切手原画では、一本一本丁寧に描かれた動物の毛並みや、繊細に表現された花、奥行のある景色など、普通切手サイズ(約縦25.5、横21.5ミリ)では気づきにくかった魅力を再発見することができる説明している。最新情報はRakuten NFTの公式Twitterで随時発信する予定だ。

各パックの詳細は以下の通り。

  • 「動物シリーズ」(5種):2,980円(税込み)で各100パックが販売。
    内容は、2円普通切手原画のエゾユキウサギ、5円普通切手原画のニホンザル、10円普通切手原画のトキ、20円普通切手原画のニホンジカ、50円普通切手原画のニホンカモシカ。いずれも5種のモーメントの中からランダムで選ばれた2モーメントが含まれる。
  • 「花シリーズ」(6種):2,980円(税込み)で各120パックが販売。
    内容は、63円普通切手原画のソメイヨシノ、84円普通切手原画のウメ、94円普通切手原画のスミレ、100円普通切手原画のサクラソウ、120円普通切手原画のフジ、140円普通切手原画のヤマブキ。各6種のモーメントの中からランダムで選ばれた2モーメントが含まれる。
  • 「景色シリーズ」(4種):2,980円(税込み)で各80パックが販売。
    内容は、210円普通切手原画の西表石垣国立公園(海中のサンゴ)、260円普通切手原画の尾瀬国立公園(尾瀬ヶ原と至仏山)、320円普通切手原画の瀬戸内海国立公園(瀬戸内の島々)、500円普通切手原画の十和田八幡平国立公園(奥入瀬渓流)。各4種のモーメントの中からランダムで選ばれた2モーメントが含まれる。

決済には楽天IDを使用でき、「楽天ポイント」を貯めることや、使うことも可能。今秋には暗号資産イーサリアム(ETH)による決済も導入する予定だ。また、購入したNFTは「Rakuten NFT」のマイページにコレクションすることができ、さらにマーケットプレイスに出品、販売することもできる。

楽天グループと日本郵政グループはこれまで物流、モバイル、DXなど様々な領域で連携を強化してきた。プレスリリースでは、両者の経営資源や強みを効果的に生かしたシナジー効果の最大化を図っていると説明している。

その一つとして、「楽天グループによる日本郵政グループのDX推進への協力」を実施している。

今回、日本郵便が「Rakuten NFT」を通じIP(知的財産)コンテンツホルダーとしてNFTを販売することにより、オンラインでのユーザー体験を通じて顧客満足度の向上を目指すという。(提供:月刊暗号資産