この記事は2022年10月6日に「月刊暗号資産」で公開された「ゲーム特化型ブロックチェーンOasysがtofuNFTと戦略的パートナーシップを締結」を一部編集し、転載したものです。
日本発のゲーム特化型ブロックチェーン・Oasysは5日、日本発のマルチチェーンNFT(非代替性トークン)マーケットプレイス「tofuNFT」と戦略的パートナーシップを締結したことを発表した。
Oasysアーキテクチャは、パブリックチェーンのレイヤー1と「Verse(バース)」と呼ばれる複数のレイヤー2の二層構造で構成されている。個々のゲームはレイヤー2上にて展開されるようだ。
今回のパートナーシップの一環として、tofuNFTは今後構築されるものを含むOasys上の全てのバースに対応するという。
各バースはそれぞれ独立したエコシステムを持っているため、全てのバースが1つのNFTマーケットプレイスに対応することで、Oasys上のゲームはシームレスにNFTを取引することが可能になると説明している。
tofuNFTはBNBチェーンやイーサリアム、アバランチ、ポリゴンなど30種類以上のブロックチェーンに対応しているNFTマーケットプレイスだ。取引のほとんどはブロックチェーンゲーム、GameFiで構成されており、先月にはNFTマーケットプレイス・X2Y2と提携した。
Oasysは年内に予定しているメインネットローンチに向け、メタマスク (MetaMask)を開発しているコンセンシス(ConsenSys)とのパートナーシップや、スクウェア・エニックスの初期バリデータとしての参加など、ゲームおよびWeb3.0領域の有力企業とのパートナーシップ締結を直近で強化している。
今年7月には、Republic Capitalが主導するラウンドで約25億円を調達した。このラウンドには、Jump Crypto、Crypto.com、Huobi、Kucoin、Gate.io、Mirana Venturesなどといった有力企業が参加している。
今回の提携について、Oasysのディレクターである森山大器氏は、「Oasysはグローバルのブロックチェーンゲーミングエコシステムを作っていきます。NFTマーケットプレイスとして、世界的に確かな実績とブロックチェーンゲームの深い専門知識、また広範なネットワークを持つtofuNFTとタッグを組み、ともに日本発プロジェクトとして世界でのマスアダプションを目指していくことを楽しみにしております」と抱負を語った。(提供:月刊暗号資産)