この記事は2022年11月30日に「月刊暗号資産」で公開された「コインチェック、NOT A HOTELとNFT分野で協業開始 メンバーシップNFT販売へ」を一部編集し、転載したものです。
国内暗号資産(仮想通貨)取引所コインチェックは29日、別荘シェアサービス業を展開するNOT A HOTELとNFT(非代替性トークン)分野において協業を開始したことを発表した。
この協業に伴い、NFTマーケットプレイス「Coincheck NFT(β版)」において、NOT A HOTELが新たに発行する「MEMBERSHIP Y」を含む、NOT A HOTELのMEMBERSHIP NFT全種類の第二期販売の先行取扱いを開始することが決定したという。先行取扱いは来月7日を予定しており、詳細内容が決定次第、コインチェックの公式サイトおよび公式SNSアカウントで告知するとしている。NOT A HOTELでの第二期販売は14日からとなる。
MEMBERSHIP NFTはNOT A HOTELを毎年1日単位で利用できる宿泊権と、イベント参加などの特典を合わせたメンバーシップのNFTだ。今年8月の販売開始以降、気軽に毎年1泊から楽しめる「MEMBERSHIP S」と、毎年3連泊可能で、一般ゲストは利用できない全国の特別な拠点「Exclusive House」の利用も可能(有料)となる「MEMBERSHIP X」の2種類の累計で5億円を超える販売を行ってきた。
今回は顧客の要望に応える形で、2連泊可能なMEMBERSHIP Yを新たに商品ラインアップに追加した。MEMBERSHIP Yを保有することでNOT A HOTEL主催の食やワイン、アート、日本文化などを楽しめる様々なイベントへの参加が可能となる。なお、価格はMEMBERSHIP Sが150万円、MEMBERSHIP Yが345万円、MEMBERSHIP Xが570万円となっている。
MEMBERSHIP NFTの有効期限はホテルの耐久年数と同じ47年となっており、「毎年旅をする日」としてメンバーシップカードに利用可能な日付がランダムに刻印され、毎年その日に利用が可能となる。宿泊の3ヵ月前にホテルを利用する際に必要となる鍵NFT「THE KEY」が付与され、その時点で初めて宿泊できるホテルも判明するという仕様になっている。
NOT A HOTELの発表によると、今秋NOT A HOTEL AOSHIMAの運営が11月から開始され、さらにNASUが12月に開業されることから、来年1月から開始するNFTメンバーの宿泊利用に向けたホテル運営の体制が整ったという。そのため、今回のMEMBERSHIP NFTの販売を開始することになったと説明している。
今後は自社展開に加えUMITOシリーズをはじめとしたパートナーとの協業により、今後全国に拠点の拡大を加速化していくとしている。(提供:月刊暗号資産)