インテリアの中でも「ヴィンテージ家具」は、想像以上の高値で取引されることがあります。最近では北欧ヴィンテージが注目されており、特に希少性が高いものは数百万円で取引されています。

今回は資産運用を考えている人に向けて、ヴィンテージ家具の魅力やメリットとデメリットを紹介します。

目次

  1. ヴィンテージ家具は投資対象になる?
    1. ヴィンテージ家具投資の始め方
  2. ヴィンテージ家具投資の3つのメリット
    1. 1.世界基準の相場が形成されている
    2. 2.インテリアとしても楽しめる
    3. 3.減価償却資産になる
  3. ヴィンテージ家具投資のデメリットやリスク
    1. 知識がないと仕入れが難しい
    2. 定期的なメンテナンスが必要になる
    3. 搬入・搬出できないケースもある
  4. 北欧ヴィンテージ以外の家具もチェックしてみよう

ヴィンテージ家具は投資対象になる?

ヴィンテージ家具とは、製造されてから数十年が経過しているインテリアのことです。具体的な定義はありませんが、製造から30年以上が経ったものはヴィンテージ家具、100年以上前のものはアンティーク家具と区別されることもあります。

ヴィンテージ家具の中でも「北欧ヴィンテージ」と呼ばれるものは、そのデザインを後世に引き継ぐべきものとされています。さらに、素材自体の価値が高く作りもしっかりしていることから、北欧ヴィンテージ家具は今後も値上がりの可能性があるといわれています。

また、2019年末から始まったコロナ禍も、ヴィンテージ家具投資にとっては追い風になっています。2020年からは世界中で外出自粛が広まり、「おうち時間」の増加によってインテリアへの関心が高まっています。

ヴィンテージ家具投資の始め方

ヴィンテージ家具は、専門ショップやネット通販、ネットオークションなどで購入できます。また、家具メーカーなどが公式オークションを開催するケースもあるため、資金さえあれば入手方法に困ることはありません。

また、ヴィンテージ家具を売却する際にも、買取専門店などに相談できます。ネットオークションやフリマアプリへの出品もできるので、初心者でも気軽に始められるでしょう。

ヴィンテージ家具投資の3つのメリット

1.世界基準の相場が形成されている

ヴィンテージ家具は幅広い層から人気があるため、最近では世界基準の相場が形成されています。日本はもちろん、海外にもヴィンテージ品を扱う専門ショップがあり、取引価格がまとめられた流通サイトもあります。

さらに、新しく作られた家具が代替品になることもないので、短期間で値崩れするようなリスクは低いでしょう。

2.インテリアとしても楽しめる

ヴィンテージ家具は、趣味として楽しめるという魅力もあります。

例えば、北欧ヴィンテージはデザイン性だけではなく、機能面に優れた家具も少なくありません。一つひとつが個性的なので、部屋に置くだけで雰囲気をガラっと変えられます。

また、小さなキズや落書き、忘れモノなど、以前の家具所有者の痕跡が残されている点も面白いポイントです。さまざまな風情があるので、仮に高額売却ができなくてもインテリアとして楽しめるでしょう。

3.減価償却資産になる

会社の経営者や個人事業主は、ヴィンテージ家具の購入代金を減価償却資産として処理できます。

減価償却資産とは、資産の耐用年数に応じて経費として計上することです。その年の税金(法人税や所得税など)を抑えられるので、ヴィンテージ家具投資は節税にもつながります。

ただし、耐用年数の途中で資産であるヴィンテージ家具を売却すると、節税効果が下がってしまうので注意してください。

ヴィンテージ家具投資のデメリットやリスク

ヴィンテージ家具投資
(画像=Gioia/stock.adobe.com)

一方で、ヴィンテージ家具投資には次のようなデメリットやリスクもあります。

知識がないと仕入れが難しい

ヴィンテージ家具は品物ごとに価値が異なるので、投資対象にする場合はある程度の知識が必要です。現在では北欧ヴィンテージが注目されていますが、すべての家具が高騰するわけではありません。

○現在注目されている北欧ヴィンテージのアイテム
・ハンス J.ウェグナー(デンマーク)作のチェア
・フィン・ユール(デンマーク)作のチェアやソファ
・ピエール・ジャンヌレ作(スイス)のチェアや机 など

ヴィンテージ家具投資
(引用:https://www.carlhansen.com/ja-jp/collection/lounge-chairs/ch22/ch22-oak---armback-walnut---cap-oak-oil-natural-cord/variant/6782
(※ハンス J.ウェグナー作のラウンジチェア「CH22」。)
ヴィンテージ家具投資
(引用:https://www.your-designers.com/detail/211111.html
(※フィン・ユール作の「ポエトソファ」。)

そのため、流通サイトなどを参考にしながら情報収集を徹底し、価値が上がりそうな家具に絞って投資を行いましょう。

定期的なメンテナンスが必要になる

製造から長い年月が経っているとはいえ、ヴィンテージ家具も保存状態によって価値が変わります。取れないシミができたり、見た目がボロボロになったりしたヴィンテージ家具は、購入時よりも価値が大きく下がってしまいます。

定期的な乾拭きやワックスがけが必要になるので、メンテナンスの手間はあらかじめ覚悟しておきましょう。

搬入・搬出できないケースもある

購入するヴィンテージ家具が大きいと、住んでいる場所によっては搬入・搬出できないケースがあります。そのため、玄関やエレベーター、階段、窓など、搬入出で使うスペースは事前にチェックしておきましょう。

また、趣味としても楽しみたい場合は、設置場所の寸法も確認しておくべきでしょう。ほかの資産とは違ってスペースを取るため、購入前には十分な下調べをおすすめします。

北欧ヴィンテージ以外の家具もチェックしてみよう

ヴィンテージ家具の中でも北欧ヴィンテージは、今後も価値を伸ばしていく可能性があります。ほかのヴィンテージ品についても、流行やブームによっては高騰することがあるため、投資を始める人は幅広く情報収集をすることが大切です。

ヴィンテージ家具にはほかの実物資産にはない魅力があるので、興味を持った人は是非ヴィンテージ家具投資に挑戦してみましょう。

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