この記事は2022年12月28日に「月刊暗号資産」で公開された「トランプ前大統領、自身のNFTについて「かわいくて売れると思った」と語る 」を一部編集し、転載したものです。


トランプ大統領,米国経済
(画像=Evan El-Amin/Shutterstock.com)

「Collect Trump Cards」の販売について語った。23日、Twitterにインタビュー動画が掲載された。

今月15日、トランプ氏自身をスーパーヒーローや宇宙飛行士などとして描いた公式NFTデジタルトレーディングカードは、当初1枚99ドル(約1万3,200円)で販売され、12時間で完売した。

トランプ氏はトレーディングカードについて米メディア・OANN(One America NewsNetwork)のインタビューに答え、「私はNFTについては何も知らなかった。販売元のグループが来て、私にアートを見せてくれたんだ。ご存知のように、それはコミックブックのアートのような感じだった。それを見て、私は『30インチほどのウエストが欲しいと思っていた』と言ったんだ」とコメント。また、「私はこれを見て、『ちょっとかわいい。売れるかもしれない。いや、売れるだろう』と言った。販売元のグループは6ヵ月で売れるだろうと答えていた」と語った。こうした発言からも、トランプ氏がNFTアートを見て気に入った様子がうかがえる。

さらに、自身のNFTが再販で数倍の値で取引されていたことについても言及。「最初にデジタルトレーディングカードを99ドルで購入した人はかなりの利益を上げた可能性があるだろう」と述べ、「NFTコレクションを発表した時に利益や投資目的だろうと批判されたが、そんなことは考えていない。購入者は、とても美しく、興味深いビジョンを手に入れていると思う。NFTとしてね」と続けた。

なお、収益についてはまだ受け取っていないようだ。

トランプ氏のNFTコレクションが瞬く間に完売した背景には、様々な特典に応募する権利が付与される点が大きい。特典はトランプ氏が主催するディナーや一緒にゴルフをラウンド、さらにはズームミーティングの権利など、同氏のファンにとって魅力的とも言える内容になっている。

トランプ氏の支持者は数千万人にものぼるとされていることから、今回のNFT販売に続く新たな取り組みが行われる可能性もあるだろう。(提供:月刊暗号資産