日々是相場
(画像=VectorSpace/PIXTA)
日経平均 27,327.11円 ▼106.29円
為替 1ドル=130.24円
売買高(東証プライム、以下同) 12億4,752万株
売買代金 2兆9196億21百万円
値上り銘柄数 1,150銘柄
値下り銘柄数 624銘柄
騰落レシオ(25日) 117.00%

市況概況

米国株安ながらも買い先行だが、27,500円の壁に打ち返されて冴えない展開

週明けの米国株は手仕舞い売りに押されて軟調となったが、夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物がしっかりとした動きとなったことなどもあり、本日の日本市場は買い先行となった。

寄り付きの買いが一巡となった後にいったん売られる場面もあったが、すぐに買い直されて上値の節目と見られる27,500円を試す動きとなった。それでも今一歩届かずということで改めて上値の重さが確認されると手仕舞い売りに押されて冴えない展開となった。

昼の時間帯には手仕舞い売りが見られ、後場も売り先行となった。寄り付きの売りが一巡となってもさらに売り直されるという状況で手仕舞い売りも嵩み、底堅さが見られると戻りかける場面もあったのだが、芳しくない決算発表や世界経済減速がIMFの発表として伝えられるなど業績懸念が強まり、売り直されて下値の節目と見られる27,300円水準を試す動きとなった。

空売りが積み上がっておらず買い戻しも限られるということで、月末の売りに押されて最後まで下げ止まらないかに見えたが、最後の最後に買い戻しが見られ若干下げ渋っての引けとなった。

小型銘柄は幕間つなぎ的に決算発表に反応して買われるものもあり、マザーズ指数やグロース株指数は堅調だった。先物はまとまった売り買いは少なかったが、引けを意識する時間帯からは売りが売りを呼ぶように下がるから売るというようなまとまった売りもあり指数を下押す要因となった。

上値の重さを嫌気して月末の売りに押されたという形だ。特に何かが売られたということではなく「指数が売られた」というような印象だ。決算発表が本格化するなかで米国の利上げ打ち止めなどが織り込まれているということで、芳しくない決算などが見られると手仕舞い売りに押されるということだろう。

これで当面は27,500円が上値という意識になったものと思われ、米FOMC(公開市場委員会)などの結果で買い直される可能性も少なくなったのではないかと思う。ここからさらに芳しくない決算が見られると指数先行での調整が続くことになるのだろう。

テクニカル分析

日経平均

ここまでの想定通り雲の下落に合わせるような感じになってきた。雲の中での動きとなるのか、雲にサポートされるのか、雲を割り込むのかということだが、雲の下落に合わせての調整となるのだろう。

▽詳しくは解説動画をご覧ください。

当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。