この記事は2023年2月1日に「月刊暗号資産」で公開された「博報堂キースリー、トヨタ協賛のWeb3.0ハッカソンを開催」を一部編集し、転載したものです。
博報堂キースリーは1日、トヨタ自動車を協賛に迎えスポンサー企業と共に開催するタイアップ型ハッカソンの第1弾を開催すると発表した。
第1弾では「企業内プロジェクト向けDAO支援ツールの開発」をテーマにし、2月14日から3月25日までの期間で開催される。
現状、Web3.0サービスの開発はブロックチェーン主催のハッカソンを通じて行われる事が主流となっており、日本発のハッカソンはまだ数が少ないと博報堂キースリーは指摘する。こうした状況を踏まえ、世界的な企業であるトヨタを協賛として迎えWeb3.0ハッカソンを日本発かつグローバルで開催すると説明している。
日本だけでなく、海外のエンジニアも参加しやすいよう、キックオフイベントおよびピッチイベントはアスターネットワーク(Astar Network)のメタバースである「COSMIZE」で行うという。
博報堂キースリーはブロックチェーンをはじめとする分散型技術を活用した次世代インターネットであるWeb3.0を日常生活に普及することを目指し、昨年12月に博報堂と日本発のパブリックブロックチェーン・アスターネットワークを開発するステイクテクノロジーズ(Stake Technolosies)CEOの渡辺創太氏が共同で設立した企業だ。発表の際、博報堂キースリーではWeb3.0ハッカソンの企画・運営を行いながら、クライアント企業と共にWeb3.0サービスの開発を行うと述べていた。
協賛するトヨタは、世界的な自動車会社でありながら、KAIZEN・JUST IN TIME・KANBANなどの業務効率化手法を生み出した実績を有する。こうした背景から、Web3.0エンジニアと共にブロックチェーンを活用した新しい業務効率化サービスを生み出すことを目的に第1回ハッカソンのテーマを設定し、開催に至ったという。
イベントは「web3 Hackathon|トヨタ自動車 × 博報堂キースリー」と称して開催される。
応募者締め切りは2月14日23時59分までとなっており、キックオフイベントが2月25日に行われる予定だ。また、ピッチ通過者は3月23日に発表され、ピッチイベントは3月25日に開催される。
賞金は最優秀賞の1プロジェクトに対して2万5000ドル(約325万円)相当、優秀賞の5プロジェクトに1万ドル(約130万円)相当のASTRが贈られるようだ。また、「Polkadot/W3F賞」として、1プロジェクトに対して2万5000ドルが贈呈されるなど、総額10万ドル(約1,300万円)が用意されている。
入賞チームは事業化を前提とした買取・共同開発・グロースサポートを受けられる可能性があるという。(提供:月刊暗号資産)