ウイスキーを使ったカクテルが登場する映画3選

whiskeen
(画像=「whiskeen」より引用)

ロックやハイボールだけでなく、カクテルのベースとしても楽しめるウイスキー。
そんなウイスキーカクテルが登場する映画もあります。

自宅で作れるシンプルなカクテルもありますので、映画鑑賞のお供に作ってみてはいかがでしょうか。

1.『ゴッドファーザー』(1972年)

whiskeen
(画像=出典:ゴッドファーザー 50周年記念、「whiskeen」より引用)

マフィア映画の金字塔『ゴッドファーザー』。
アカデミー賞で作品賞、主演男優賞、脚本賞を受賞し、アル・パチーノら多くの俳優の出世作となりました。
ちなみに、続編のPartⅡ、PartⅢも高い評価を受けています。

『ゴッドファーザー』はニューヨークのイタリア系マフィア「コルレオーネ・ファミリー」と麻薬組織の抗争の物語で、マフィアの壮絶な生き様や一家の絆などを描いた作品です。
日本でも大ヒットを記録し、マフィアのボスを指す「ドン」という言葉も広まりました。

カクテルのゴッドファーザーは、『ゴッドファーザー』が公開された直後に映画をモチーフに作られました。
スコッチウイスキーと、アーモンドの香りのリキュールのアマレットを「3:1」で混ぜ合わせて作る、シンプルなカクテルです。
アマレットはイタリアのお酒で、ゴッドファーザーのカクテル言葉は「偉大」。
マフィアながら人望を集めた「ドン」ヴィトー・コルレオーネを表現しているような一杯です。

ゴッドファーザーのレシピは、以下の記事でも紹介しています。

2.『お熱いのがお好き』(1959年)

whiskeen
(画像=出典:「whiskeen」より引用)

マリリン・モンロー主演、禁酒法時代が舞台のコメディ映画です。

ギャングの抗争を目撃してしまい、マフィアに追われる身となった男性2人がシカゴから逃げ出すため、女装をして全員女性の楽団に入団します。
楽団の歌手シュガー(マリリン・モンロー)に恋した2人が、あの手この手でシュガーに求愛する姿は、男性から見ても共感する面があるのではないでしょうか。

ウイスキーカクテルが登場するのは、シカゴからフロリダに向かう列車の中。
禁酒法で大っぴらにお酒を飲めない時代のため、シュガーは隠れてウイスキーを飲んでいました。
他のメンバーが持っていたベルモットを使い「マンハッタンをつくるの」と言い出すシュガー。
シェイカー代わりに使ったのはなんと、ゴム製の水枕です。
大雑把な作り方ですが、マリリン・モンローのキュートな魅力も相まって、陽気なムードたっぷりのシーンです。

マンハッタンのレシピは、こちらの記事で紹介しています。

3.『リバー・ランズ・スルー・イット』(1992年)

whiskeen
(画像=出典:「whiskeen」より引用)

ブラッド・ピット主演、1920年代のアメリカを舞台にした映画です。
モンタナ州の雄大な自然と、フライ・フィッシングの美しい映像が印象的で、アカデミー賞の撮影賞を受賞しています。

スコットランドからの移民である父と、秀才の兄ノーマン、陽気な弟のポール(ブラッド・ピット)の共通の趣味はフライ・フィッシングです。
大学に進学するノーマンに対し、ポーカー賭博にのめり込むポール。
それでも3人は、フライ・フィッシングという趣味でつながっていました。
しかしある日、一家を悲劇が襲う、というストーリーです。

『リバー・ランズ・スルー・イット』で登場するカクテルは、「ボイラー・メーカー」。
兄ノーマンの恋が実ったことを祝って、弟ポールとバーで祝杯をあげるシーンに登場します。
ビールの入ったジョッキに、ウイスキーをショットグラスごと沈め、そのまま一気飲み。

いつも真面目で実直なノーマンが、ビールがこぼれるのもお構いなしに豪快に飲むこのシーンでは、恋がかなった幸せや、兄弟の絆が感じられます。