元気寿司、海外が牽引

元気寿司とくら寿司は好調組だ。元気寿司は2023年3月期の営業利益は10億7000万円の予想で、前年実績の4.03倍に急増する。売上高も512億1000万円で、14.8%の増収となる。

第3四半期までの状況だと、国内事業のセグメント損益は1億6800万円(前年度は5億300万円の赤字)の赤字だが、海外事業のセグメント利益が12億3700万円に達したことから大幅な増益となった。売り上げ規模が国内事業(343億5600万円)の6分の1ほどの海外事業(58億7100万円)が全社を支える形となった。

くら寿司は2023年10月期に30億円(前年度は11億1300万円の赤字)の営業利益を見込む。売上高は2090億円で14.2%の増収となる。全店の月ごとの売上高を見ると2022年11月が103.8%、12月が101.6%といずれも前年実績を上回ており、2023年1月は106.2%と伸びが大きくなっている。

文:M&A Online編集部