31日、小僧寿しは既存の物流網、店舗設備、人員などを活用し、ラーメン店を新業態として展開すると発表。減退傾向にある「持ち帰り寿司」単一市場からの脱却を測り、新たな事業の核として育成する方針だ。

既存店舗の用地を活用し、調理器具などの備品、空調・排水設備などの店舗設備、物流網は現在の資源をそのまま活用。また店舗人員も、現行店舗の従業員を再教育して活用する。

寿司産業は緩やかな減退傾向にあり、また「回転寿司」「出前寿司」に加えてコンビニエンスストアやスーパーマーケットによる供給拡大に伴い、選択肢が多様化。直近では、コロワイド <7616> によるかっぱ寿司 <7421> 買収など業界再編が進んでいる。

今年、創業50周年を迎える同社だが、直近では経営陣の不祥事、副社長の辞任などが報じられている。なお、 同社は同時に、4億円の事業運転資金を年率6%で借入すると発表。こちらはラーメン店展開の資金に充てると見られる。

(ZUU online)

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