日々是相場
(画像=VectorSpace/PIXTA)
日経平均 27,832.96円 ▼311.01円
為替 1ドル=136.60円
売買高(東証プライム、以下同) 15億1,553万株
売買代金 3兆1285億21百万円
値上り銘柄数 171銘柄
値下り銘柄数 1,639銘柄
騰落レシオ(25日) 115.07%

市況概況

米国株安を受けて大幅下落

先週末の米国株が銀行の破綻を受けて大きく下落したこともあり、週明けの日本市場は売り先行となった。寄り付きからの売りが一巡となった後は底堅さも見られたが、特に買い急ぐということでもなく、指数は小動きとなった。銀行株など金融株が総じて安く、指数先行での売りでほぼ全面安という状況だった。

昼の時間帯も特に買い急ぐ動きはみられなかったが、TOPIXが2%を超える下げとなったことから日銀のETF(上場投資信託)買いも期待されて底堅さが見られ、後場も下げ渋りの始まりとなった。その後も売り急ぐ動きがないことで買い戻しが入り、下げ幅を縮小しての引けとなった。米国の預金保護の話もあり最後は買い戻しを急ぐ場面もあった。

小型銘柄も総じて軟調だった。それでも幕間つなぎ的に買われるものも見られ、マザーズ指数やグロース株指数は下げ渋りとなった。先物はまとまった売りが先行したものの、いったん底堅さが見られると買い戻しなどもあり、指数を押し上げる場面も見られた。

先週末に続き大きな下げとなった。買われすぎの修正ということなのだろうが、米国での銀行破綻でリスク回避を急ぐ動きになったと言うことだろう。

ここからはやはり戻れば売りということなのだろうが、目先の需給や持高調整での売り買いが方向を決めるというような面もあり、動いた方に大きく動くという相場が続くのだと思う。基本的には売り上がり、買い下がりということで上がれば売られ、下がれば買われる相場が続いているということだと思う。まだまだトレンドが出るということでもないと思う。

テクニカル分析

日経平均

25日移動平均線にサポートされた形だが、基準線を下回り、今度は基準線や昨日から空けた窓が上値となりそうだ。本日の安値を下回るか高値を上回るかということだが、上値は窓埋めがいいところということになるのだろうし、下値は27,500円あたりまでの下落、あるいは75日移動平均線までの下落となるのだろう。

▽詳しくは解説動画をご覧ください。

当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。