中堅、中小企業向けも強化
-IPOについてはどのような計画をお持ちですか。
いつということは言えないが、いずれIPOを行いたいと考えている。ロングリーチグループからは中長期に株式を保有するとの話をいただいており、ガバナンス体制の整備や強化などの面からもIPOやIPO後の成長を支援していただけるだろう。
-「Growbase」は大企業を中心に1500社以上が利用していると聞きます。 事業の今後についてどのような見通しをお持ちですか。
大企業へのアプローチは今後も一層強化していく。 人的資本経営が求められる中、コーポレートウェルネスでも「Growbase」を通じた支援サービスとの連携を強化し、大企業のニーズに応えていくつもりだ。 さらに今年1月にプロダクトブランドシリーズとして、中堅・中小企業向けの「GrowbaseNEXT」を投入した。 大企業向けの「Growbase」の機能を絞り込み、組織別、従業員別の健康情報の可視化や集計機能のほか、労基報告書作成やストレスチェックなどの法令対応機能を持たせた。 健康管理の専任スタッフがいなくても簡単に操作ができるシステムである。 現在、テストで使用してもらっており、近く本格展開する。
【松田泰秀氏】
1998年、伊藤忠商事に入社。 2003年に社内ベンチャー制度下で、ネットを活用した健康管理システム「ヘルスサポートシステム(現Growbase)」を企画開発し、2006年にウェルネス・コミュニケーションズを創業。 2016年に代表取締役に就任。
文:M&A Online