増収予想も、光熱費上昇が立ちはだかる

2024年3月期の売上高予想は、コナミが8.9%増の495億円、セントラルが6%増の462億円、ルネサンスが7.9%増の440億円(ティップネスは非公表)。予想通りに着地すれば、ルネサンスはコロナ前の2020年3月期(450億円)の水準に迫る。

3年以上に及んだコロナ禍はようやく収束段階を迎えたが、目下、各社の収支改善に立ちはだかるのが世界的なエネルギー・資源高の影響だ。空調・照明、プール、浴室の光熱費などの運営コストの上昇がこのまま続くようであれば、会費値上げや店舗閉鎖の動きが広がるおそれある。

◎スポーツクラブ大手4社の2023年3月期決算(単位億円、▲は赤字)

M&A Online

(画像=「M&A Online」より引用)

※ティップネスは24時間「FASTGYM24」110店舗を含む

文:M&A Online