日経平均 | 32,493.89円 △102.63円 |
為替 | 1ドル=138.39円 |
売買高(東証プライム、以下同) | 12億5,672万株 |
売買代金 | 3兆1122億19百万円 |
値上り銘柄数 | 1,300銘柄 |
値下り銘柄数 | 479銘柄 |
騰落レシオ(25日) | 93.84% |
市況概況
連休中の米国株が堅調で買い先行、一時大幅高となるも買い切れず、堅調ながらも上値の重い展開
日本市場が連休中の米国株式市場は堅調で連休明けの日本市場も買い先行となった。寄り付きの買いが一巡となった後も持高調整の買戻しも交えて堅調な展開となり、一気に上値を試す動きとなった。
さすがに32,700円台になると手仕舞い売りに押されるものも多く、買われすぎの日経平均に影響の大きな銘柄などが中国景気の鈍化懸念などもあって売られ上げ幅を縮小、ほぼ本日の安値で前場の取引を終えた。
昼の時間帯も手仕舞い売りに押される展開となり、後場は売り先行となった。寄り付きの売りが一巡となっても戻りが鈍いことから売り直され、先週末の終値を下回り冴えない展開が続いた。
それでも先週末の終値を下回ると買戻しが入るという状況で底堅さも見られ、引けを意識する時間帯からは目先筋の買戻しも入って戻り歩調となった。最後は買戻しを急ぐ動きも見られたが最後の最後は手仕舞い売りに押され、節目と見られる32,500円を若干下回った水準での引けとなった。
小型銘柄も積極的な売り買いは少なく、持高調整の売り買いでまちまちだった。マザーズ指数やグロース指数はほぼ横ばいだった。先物はまとまった売り買いは散発的に見られ、指数を動かす場面もあったが、しっかりと方向感が出るということでもなく、持高調整の売り買いが中心となっていたようだ。
米国市場とは連動性が薄れているような感じであり、やはり中国の景気鈍化懸念や日銀の金融緩和の終了懸念が根強いということだろう。目先の需給で買われる銘柄が見られ、指数が押し上げられる場面もあるのだが、最後まで買いが続かないということで上値も重く、あくまでも目先の需給だけの相場ということだ。
当面は金融政策をめぐる思惑や中国景気への懸念が根強く、上値は重いと思われ、ちょっとした悪材料が出れば一気に売られることになるのだろう。
テクニカル分析
日経平均
若干上ヒゲの長い気迷い線が出た。先週末の高値を抜けるか、安値を下回るかで目先の方向が決まりそうだ。32,500円を超えなかったことで再度32,000円を試すこともありそうだ。
当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。